梅雨シーズンでは、ファンデーションはなるべく薄くつけるのが、メイクを崩れにくくするためのポイント。そのため、ファンデーションの量を必要最小限にできて美しい肌に仕上げることができる「コントロールカラー」を使いこなすことが重要なカギになる。
また、「コントロールカラー」は、梅雨シーズンだけではなく1年中、厚塗り感を出さずに肌を整えることができて、まるで素肌が美しいかのように演出できるすぐれもの。
日本でも「グリーン」「ピンク」「イエロー」といったコントロールカラーがあるけれど、海外ではもっといろんな色があって、海外のメイクアップ・アーティストはたくみに使いこなしている。
コントロールカラーをマスターして、パーフェクトな美肌に
「コントロールカラー」を使いこなすことができたら、梅雨シーズンでも崩れにくい肌メイクがつくれて、しかも1年中、肌を自然に美しく仕上げることができる。どんな風に使ったらいいのかチェック。
そもそも、コントロールカラーとは?
「コントロールカラー」は、ファンデーションを塗る前に使うコスメ。くすみなどをカバーする目的の色もありコンシーラーとも似ているけれど、コンシーラーのようにポンポン厚みをのせてカバーするものではなく、肌に自然となじませるようテクスチャーは軽いタッチのものが多くて、色のついている化粧下地のような存在。
メイクアップ・アーティストでアメリカのTVやメディアで活躍する美容エキスパートのシンディ・ワトソンは、「カラーは美しく仕上げるためにはとても重要。肌をカラーコントロールすることで、色素沈着など隠したい肌トラブルの印象をやわらげてくれる。カラーコントールは夢のようなアイテムよ」と、英メディアByrdieにコメント。
どの色を、どんな肌に使うべき?
具体的にどの色が何に良いかも紹介!
グリーンのコントロールカラー:赤み、ニキビに
顔の赤みやニキビにぴったりなのが、グリーンのコントロールカラー。赤色の反対色のグリーンが赤色を打ち消してくれるので、肌の赤みやニキビが目立たなくなり、色白な透明感のある肌に仕上げることができる。ただし、顔全体につけるとフラットに見えたり、肌の血色が悪いときは、さらに顔色が悪く見えてしまうので、必要な部分に使うのが大切。
パープルのコントロールカラー:黄くすみ、顔色が悪く見える肌に
黄色や黄緑色の反対色であるパープルやラベンダーのコントロールカラーは、黄みがかった肌に透明感を出したり、自然に顔色をよく見せてくれる効果がある。ふんわりした色白肌に演出したいときにもぴったりで、白っぽい透明感が出るのでTゾーンやオデコなどハイライトのように部分的に使うのにも適している。
ブルーのコントロールカラー:黄ぐすみ、黄みがかった肌に
黄ぐすみの肌をやわらげて透明感を出してくれるのが、ブルーのコントロールカラー。パープルのコントロールカラーと、その点では役目が似ているけれど、ブルーは、すこし日焼けしていたり肌に赤みが感じられるような人に、よりオススメなのだそう。ただし、青紫がかったクマの部分につけるとより強調されてしまうので、部分的に使うのが良さそう。
黄色のコントロールカラー:目のクマに
目の下の青紫がかったクマにぴったりなのが、黄色のコントロールカラー。ベージュのコンシーラーで目の下をカバーすると笑ったときにシワが目立ってしまうようなことも、テクスチャーがやわらかく肌になじむコントロールカラーなら問題なし。黄色は日本人の肌に合いやすくて、肌を自然に明るく見せてくれるので、1本持っておくと使えそう。
オレンジのコントロールカラー:目のクマ、くすみに
黄色のコントロールカラーと効果が似ているけれど、日焼けした肌や、肌色の濃い人にオススメなのがオレンジのコントロールカラー。目のクマやくすみに使え、ヘルシーな印象に仕上げることができるそう。
ピンクのコントロールカラー:血色のない肌に
肌に自然な血色感を与えてくれるカラー。青みがかったような血色感のない肌にぴったりで、疲れを感じさせず、若々しい健康的な肌に演出できる。
コントロールカラーは、肌の状態を観察して、必要なところに適したカラーを部分的に使うのがポイント。気になったものがあったら買い足して、「コントロールカラー」を使いこなしてみては。(フロントロウ編集部)