カナダのNBAプロバスケットボールチームが「あること」をすると、マクドナルドがポテトを無料配布。マクドナルド側の予想に反して、その量がすごいことに。(フロントロウ編集部)

 カナダのトロントを本拠地とするNBAチームのトロント・ラプターズは、プロバスケットボールリーグNBAに属する30チームのうち、唯一アメリカ合衆国以外に本拠地を置くチームで。ラッパーのドレイクが大ファンを公言しているチームでもある。 

画像1: シュート決めたら無料ポテト、マクドナルドがNBAチームと行った「約束」のせいで4億円以上を失う

 そんなラプターズは、2018年に大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドとスポンサー契約を結ぶことに。その契約のなかでは、ラプターズが1試合で3ポイントシュート(※)を12回決めた場合、オンタリオ州のマクドナルドでMサイズのマックポテトを無料で配布するというもの。
※ゴールから6.75m のスリーポイントラインより遠くから打つシュート。

 マクドナルドは当初、シーズンを通して70万個程度の無料ポテトが配布されると予想していたそうだけれど、その読みは甘すぎたよう。

 というのも、これまで優勝歴0回、ファイナル進出歴0回のラプターズが、2019年はスーパープレーを連発して勝ちまくっているから。

画像2: シュート決めたら無料ポテト、マクドナルドがNBAチームと行った「約束」のせいで4億円以上を失う

 現在、全NBAチームのトップを決めるプレーオフに挑んでいるラプターズは、3ポイントシュート12回を、すでに54試合で達成。そのたびにオンタリオ州の各マクドナルドにはファンがつめかけ、1晩で約8万個もの「無料ポテト」が配布されたこともあったという。

 カナダの新聞The Financial Postによると、この54試合でマクドナルドが配布したポテトは当初の70万個をはるかに上回る200万個以上。その合計は約4.5億円(540万カナダドル)以上にもなるとのこと。

画像3: シュート決めたら無料ポテト、マクドナルドがNBAチームと行った「約束」のせいで4億円以上を失う

 じつはラプターズとマクドナルドがこの契約をした、たった18日後に、ラプターズはチームの中心選手だったデマー・デローザンを他のチームに放出。その代わりに獲得したのが、3ポイントシュートを得意とするカワイ・レナードとダニー・グリーンだった。

 米US Weeklyによると、ラプターズの試合の日には、あまりにも多くの顧客が店舗に殺到するため、ラプターズの試合の日にだけ臨時のアルバイトを雇う店舗まで出てきているという。ラプターズは現在、超強豪チームであるゴールデンステート・ウォリアーズと、全7戦行なわれるNBA決勝戦を、3勝2敗でリード中。

 もしラプターズが勝利すれば、ラプターズにとって創設以来の初の優勝になる。(フロントロウ編集部)

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