イギリス王室のウィリアム王子とヘンリー王子が一時、冷戦状態だったことを関係者がロイヤルファミリーに精通した王室専門記者に証言。兄弟間にできてしまった“溝”を埋めた2人の人物とは? (フロントロウ編集部)

関係者が兄弟の不仲を認める

 ヘンリー王子が2018年にメーガン妃と結婚して以来、まことしやかに囁かれている兄ウィリアム王子との不仲説。

  2019年に入り、ヘンリー王子はメーガン妃と独自のオフィスを設け、それまで公務などを共にしていたウィリアム王子&キャサリン妃夫妻と広報チームや家計を分散、そして、ケンジントン宮殿から新居へと引っ越した。

 これらはすべて将来的なことを見越した決断だったのだが、時期が時期だっただけに、世間では現在でも「ファブ4」と呼ばれる4人の関係がギクシャクしているというウワサが耐えない。

画像: 関係者が兄弟の不仲を認める

 そんななか、王室専門家のケイティ・二コールズがかなり信用できるソースからの証言として、「ウィリアム王子とヘンリー王子の間には、ある時期まで確かに確執があり、お互いに口もきかない時期があった」と米ETに明かし、兄弟間の不仲を認めた。


兄弟間の溝を埋めた2人の「ピースメーカー」

 ケイティのコメントにある“ある時期”とは、まだメーガン妃がヘンリー王子の婚約者だった2017年の年末のこと。

 当時、ウィリアム王子が新たにロイヤルファミリーの一員となるメーガン妃のことを「十分に歓迎していない」と感じたヘンリー王子は、ウィリアム王子に直接抗議。これにより、2人の関係はかなり悪化してしまったという。

画像1: 兄弟間の溝を埋めた2人の「ピースメーカー」

 妻となるメーガン妃を守りたい一心で兄に意見したヘンリー王子と、自らの考えのもと、最初はメーガン妃を王室に温かく迎え入れる決心がつかなかったウィリアム王子。

 兄弟間の間に生じてしまった軋轢を解消し、“ピースメーカー(仲裁人)”となったのは、ほかでもない2人の父親であるチャールズ皇太子だった。

画像2: 兄弟間の溝を埋めた2人の「ピースメーカー」

 チャールズ皇太子はウィリアム王子に、もっと“歩み寄り”をと助言。これがきっかけで、ウィリアム王子と妻のキャサリン妃は、メーガン妃をその年のクリスマスに招待。親睦を深める機会を設けた。

画像: 2017年のヘンリー王子、ウィリアム王子、キャサリン妃とともに毎年恒例のクリスマス礼拝に参加したメーガン妃。

2017年のヘンリー王子、ウィリアム王子、キャサリン妃とともに毎年恒例のクリスマス礼拝に参加したメーガン妃。

 前出の王室専門家のケイティのコメントには続きがあり、現在では、ウィリアム王子とヘンリー王子の関係は以前にも増して良好なものとなっているという。

 ケイティは、ヘンリー王子とメーガン妃に5月に誕生した長男アーチー(※)もヘンリー王子とウィリアム王子の関係改善に大きく貢献していると語り、「ウィリアム王子は弟のヘンリー王子が父となったことをこの上なく喜んでいます」と、まだ生後間もないアーチーもピースメーカーの役割を果たしていると明かした。

※現時点では王子の称号を与えられていない。 

画像3: 兄弟間の溝を埋めた2人の「ピースメーカー」

 アーチー誕生後に報道陣から感想をたずねられたウィリアム王子は、新生児の両親たちが育児に翻弄されてしばらくの間眠れない夜を過ごすことにちなんで、ヘンリー王子を「『睡眠不足の会』に歓迎します」とジョークを交えて嬉しそうに語っていた。お互いに父となったことで、ヘンリー王子との共通点が増え、距離が近くなったことをウィリアム王子はとても喜ばしく感じているよう。

 一方で、不仲説が耐えないキャサリン妃とメーガン妃に関しても、ケイティは「キャサリン妃は『困ったときにはいつでも力になる』とメーガン妃に伝えたと聞いています」と友好な関係を築いていると伝えている。(フロントロウ編集部)

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