2018年8月に急死したラッパーのマック・ミラーの遺作となる楽曲「Time」がリリースされた。(フロントロウ編集部)

マックの遺作がリリース

 様々な楽器を使って作りだす個性的なリズムとメロウな音楽が心地よい新鋭バンドのフリー・ナショナルズが、カリ・ウチスと故マック・ミラーとコラボした新曲「Time(タイム)」をリリースした。

画像: マックの遺作がリリース

 マックのヒット曲「Dang!(ダング!)」を共作したシンガーのアンダーソン・パークによって結成されたフリー・ナショナルズは、アンダーソンとともに、ブルーノ・マーズのワールドツアー、24K・マジック・ツアーでサポートアクトを務めたことでも知られる。

 そんなフリー・ナショナルズが、2018年9月に薬物の過剰摂取によって26歳の若さで急逝したマックと、注目アーティストのカリをフィーチャリングした新曲「Time」を公開。これがマックの死後初めてリリースされた作品となった。

 2019年内にリリースされる、フリー・ナショナルズの4枚目のニューアルバムに収録される「Time」は、マックが亡くなる3ヵ月前の2018年5月にレコーディングされた楽曲で、同年にフリー・ナショナルズがダニエル・シーザーとアンノウン・モータル・オーケストラとコラボした「Beauty &Essex(ビューティー&エセックス)」のフォローアップソングでもある。

 ジャズ調のリズムにカリの歌声とマックのラップが絶妙に調和するこの曲は失恋ソング。

 サビ部分で「成長するために時間がほしい/でもあなたを離したくない」とカリが歌う同曲では、マックが「独りでいると自分がコントロールできなくなる」「電話でふざけたことしないで/バカなことはやめよう」「間違った決断ばかりして君はうんざり/でも行かないで、行かないで」と歌うパートがあり、マックの亡き今、その言葉により一層重みが感じられる。

 マックの死から9ヵ月。未だ彼の死を乗り越えきれない人も多く、元恋人のアリアナ・グランデはマックの出身地で開催されたコンサートで、マックを思い出し、涙で声を詰まらせた。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.