エマ・ワトソンら話題のキャストが集結して再び映像化された映画『リトル・ウィメン(若草物語)』のファーストルックが公開された。

 アメリカの小説家ルイーザ・メイ・オルコットが1868年に出版した小説『若草物語』。これまでに何度も映画化されている今作が、映画『レディ・バード』でアカデミー賞監督賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグ監督の手により再び映画化。

 ディズニー映画『美女と野獣』の女優のエマ・ワトソンや『レディ・バード』でアカデミー賞主演女優賞ほか多数映画賞にノミネートされたシアーシャ・ローナン、『君の名前で僕を呼んで』や『ビューティフル・ボーイ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたティモシー・シャラメといった若手実力派キャストが顔をそろえることでも話題の同作の待望のファーストルックが米Vanity Fairを通じて公開された。

 南北戦争時代のアメリカ・マサチューセッツを舞台に、ある4姉妹の成長や家族の絆を描いた同作でエマはマーチ家の長女でおしとやかで信心深く、しっかり者のメグ、シアーシャは活発で男まさりなジョーを熱演。ティモシーは一家の隣に住むローレンス家の息子ローリーことセオドア・ローレンスを演じている。

 引っ込み思案な三女のベスを映画『シャープ・オブジェクツ』の女優のエリザ・スカンレン、無邪気でおしゃまな四女エイミーを『呪われた死霊館』の女優フローレンス・ピューが演じるほか、姉妹の母親であるミセス・マーチ役には映画『わたしに会うまでの1600キロ』のローラ・ダ―ン、マーチおばさん役には『プラダを着た悪魔』などでおなじみの名女優メリル・ストリープと実力派女優が名を連ねている。

 2018年秋に米ボストンでの撮影風景がパパラッチのカメラに収められた際にも、1860年代のレトロで素朴な衣装に身を包んだエマの姿がばっちり役にハマっていると大評判だったが、今回公開されたファーストルック・フォトの数々でも、やはり当時の世界観を表した衣装が素晴らしいとの反響が多数。

2018年10月に目撃された撮影風景。

 「この場面写真を今すぐ額に入れて部屋に飾りたい」、「登場人物たちが来ている衣装が全部欲しい」といった声まで上がっている。

 公開された写真の中には、シアーシャ演じるジョーとティモシー演じるローリーが何やら真剣な表情で見つめ合う場面も。

 シアーシャは『レディ・バード』でも共演したティモシーとの再共演について、「前回(『レディ・バード』)ではティモシー演じる男性にフラれる役だったけど、今回(『若草物語』)では私の方がフる立場だから」とユーモアたっぷりにVanity Fairに語っている。

 『リトル・ウィメン(邦題未定)』の米公開は2019年12月25日を予定。日本での公開日は現時点では未定となっている。(フロントロウ編集部)

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