ビヨンセが歌う、ディズニー映画『ライオン・キング』の“あの名曲”の一部が公開された。(フロントロウ編集部)

 1994年に公開されたディズニー映画『ライオン・キング』をハリウッドが有する最新技術を駆使して蘇らせた新作映画『ライオン・キング』。実写とCGIアニメーションを組み合わせた“超実写版”の同作では、文字通り実写を越えたリアルな映像美はさることながら、シンガーのビヨンセや俳優のドナルド・グローヴァー、セス・ローゲンといった豪華なセレブが声優陣に名を連ねていることでも話題となっている。

 同作の米公開まであと1カ月を切った今週、テレビ視聴者向けのCMが公開。そのBGMには、主人公のシンバの声を担当するドナルドとヒロインのナラの声を担当するビヨンセが歌う『ライオン・キング』の名曲「愛を感じて(CanYou Feel the Love Tonight)」が使用された。

 伴奏はかすかなピアノの旋律のみの、ほぼアカペラで歌われている新バージョンでは、ビヨンセのおなじみの伸びやかで優しい歌声と、ラッパーのチャイルディッシュ・ガンビーノとしても活躍したドナルドの特徴的な歌声が美しいハーモニーを織り成している。

 わずか30秒の短い予告映像と一緒に公開された音源だが、ビヨンセのファンたちは「心にぐっときた」、「これだけで泣けた」、「サウンドトラックの発売が待ちきれない」とSNS上で盛り上がっている。

 「愛を感じて」はイギリス人シンガーのエルトン・ジョンがアニメ版の『ライオン・キング』の挿入歌として書き下ろしたもの。

 もともとは、劇中では、コミカルなやりとりで知られるミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァが全曲を歌う予定だったが、エルトンの「コミカルな扱いをして欲しくない」というリクエストから、最終的にはシンバとナラの親密なシーンに合わせて、オフスクリーン・シンガーのクリストル・エドワーズが主に歌うこととなった。また、エルトン自身もエンディングで自らパフォーマンスしている。

 ビヨンセが声の出演に起用されたことが発表されて以来、一体彼女がどの楽曲をどんな風に歌い上げるのかと注目を集めてきたが、まずは人気曲の1つである「愛を感じて」を歌っていることが判明し、映画そのものだけでなく音楽面でもさらに期待が高まっている。

6月頭に行なわれた「ウェアラブル・アート・ガラ」にライオンをモチーフにした衣装で登場したビヨンセ。

 同作の日本公開は8月9日。日本語版の吹き替えキャストについては現時点では発表されていない。(フロントロウ編集部)

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