アメリカに住む同性カップルのもとに、ある子供から手紙が届いた。その内容に心打たれる。(フロントロウ編集部)

 テキサス州に住むサルとメーガンは、同性カップル。ある朝、犬の散歩から帰ってきたサルは、ドアの下に手紙が置かれていることに気がついたという。

 近所の子からだったというその手紙を読んだ時、サルは泣き出しそうになってしまったと米ニュース番組『Good Morning America』で明かした。その手紙には、このようなメッセージが書かれていた。

「こんにちは。あなたたちは私を知らないと思います。今日私たちは引っ越します。でもその前にあなたにありがとうが言いたかったんです。毎日あなたたちの家にレインボーフラッグが堂々と掲げられているのを見ることは、家族にカミングアウトをすること、そして本当の自分でいることに自信を持つこと、そのための勇気をくれました」

 そのメッセージの下には、ひとりの子がトランスジェンダーとパンセクシャルを表す旗を持つ温かいイラストも。

 この手紙をもらったサルとメーガン、そして手紙を書いた子が住む地域は非常に保守的で、州の裁判所がレインボーフラッグを掲げることを禁止することが、満場一致で可決されたほど。

 そんな環境の中で闘うサルは、「これが、なぜヴィジビリティー(※)が大事なのかということ。誰が、助けや大丈夫と知ることを必要としているかは、他人には分からない」と、自身のFacebookに語る。
※社会の中で目に見える存在になること

 最後にサルは、「私はありのままの自分も、私の愛する人のことも誇りに思っています。私はこれからも自分にできる方法で、多くの人の目に触れるように活動していきます」と、新たな決意を表した。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.