マイリー・サイラスの「Mother’s Daughter(マザーズ・ドーター)」のMVが公開。マイリーの実の母親が出演を果たした。(フロントロウ編集部)

多様性と包括性を意識 ”我が道を行く”人への讃歌

 シンガーのマイリー・サイラスの最新EP『シー・イズ・カミング(She Is Coming)』に収録されている楽曲「マザーズ・ドーター」のMVが公開。

 “母親に愛されている娘”、”母親に似ている娘“といった意味を持つタイトルの同曲で自身を”フリーク(変人)“と称し、「Don't fu*k with my freedom(私の自由を邪魔しないで)」と、他人の意見は気にせず、我が道を突き進む女性の強さを歌っているマイリーは、MVのキャストにも世間で好奇の目を向けられがちながら、”我が道をゆく”たくさんの個性豊かなアクティビストたちを起用した。

 股間に牙のようなスタッズが配されたフェティッシュなラテックス製の真っ赤なボディースーツに身を包んだマイリーが、セクシーで挑発的なパフォーマンスを披露。

 2018年末に俳優のリアム・ヘムズワースと結婚したマイリーは、それ以前からパンセクシャル(全性愛者)であり、自身はセクシャル・マイノリティの総称であるクィアであることをオープンに。自身と同じくセクシャルマイノリティと言われる若者を支援するためのチャリティ団体「ヒッピー・ハッピー・ファウンデーション(Hippy Happy Foundation)」も運営している。

 そんな経緯から同MVには、以前フロントロウでも紹介した車いすの黒人トランスジェンダー、アーロン・フィリップや、他を圧倒する高いスキルを誇るレズビアンのスケートボーダー、レイシー・ベイカー、女性モデルから男性モデルへと転身を遂げたトランスジェンダーモデルのカシル・マッカーサーといったLGBTQ+のアクティビストたちがキャスティング。

モデルのアーロン・フィリップ

プロスケーターのレイシー・ベイカー

モデルのカシル・マッカーサー

 さらに、マイリーは映像内にプラスサイズの女性のヌードや全裸で授乳する女性、女性同士の性交渉を彷彿とさせるセクシーな描写なども採用。女性たちに際限なしに与えられるべき自由についても表現し、世の中の多くの人々に異端視されている人々や行動の数々は決して奇妙だと嫌厭されるべき存在ではなく、自分らしさを貫くことは尊いとアートを通じて説いた。

プラスサイズ・モデルのアンジェリーナ・デュプリシー

メンタルヘルス問題を抱えるシングルマザーたちのための支援コミュニティを運営するシンガー兼女優のメラ・マーダー


マイリーの母も参戦

 そんな一般的には過激と言われる被写体を多数用いた「マザーズ・ドーター」のMVにはマイリーの実の母であるティッシュ・サイラスも登場。

 マイリーは、MVの公開に先がけて、ティッシュの出演を「マメージャー(※)であり、プロデューサー、ファッション・アイコンでもある、時間と年齢に逆らう史上最強にイケてるママでボス・レディーの母ティッシュが出演するわ! 」と母を称える言葉とともに告知。

※母親兼マネージャーを意味する造語

 ティッシュは、マイリーが「私のママはいつも私は成功するって言ってた/だから成功した」と歌うブリッジ部分の映像に登場し、自慢の娘であるマイリーの隣で誇らしげにお茶をすするという、クールな演技を見せている。

 マイリーは6月末にデンマークで行なわれた音楽フェス、ティンダ―ボックス・フェスティバルに出演した際にもステージ上に母ティッシュを召喚。サプライズ親子共演で観客たちを沸かせたばかり。

(フロントロウ編集部)

※この記事は不適切な表現が認められたため修正しました

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