アリアナ・グランデがコンサート中に泣き崩れてしまったことに対する心情を吐露した。(フロントロウ編集部)

アリアナが涙と感謝の声明

 アルバム『スウィートナー』を引っさげてワールドツアー中のアリアナ・グランデが、時々コンサート中に感極まって泣いてしまうことについて、その心情を自身のSNSで明らかにした。

 アリアナが声明を出したのは、現地時間6日に米ミズーリ州で行なわれた公演の後。この日の公演では、「R.E.M.」をパフォーマンスしようとしたアリアナが、歌うことが出来ないほど泣き崩れてしまうひと幕があった。

 先月6月にも、パフォーマンス中に涙したアリアナが、歌おうとしても涙で声を詰まらせしまう理由をこう語った。

 以下、コメント全訳。

「ツアーはワイルド。人生はワイルド。毎日、私を包んでくれる愛の海に感謝しているし、公演を見に来てくれる人々が私たちにありったけのエネルギーをくれることにも感謝している。世界一最高なミュージシャンとダンサーたちと一緒に働けることに感謝している。自分の声と私のチームに感謝している。この音楽に感謝している。ツアーバスの運転手のカートが切れていたピクルスを昨日買ってきてくれたことにも感謝している。毎晩、何千人もの人の前で歌える機会に感謝している。夢が叶った。でも、どんなにつらくても、色々な感情が1日に一気にこみ上げてきても、感謝の気持ちが私をしっかりした人間にしてくれる。
そして私は、自分がやり始めたことを諦めないと約束する。私はすべてのことを過剰に感じてしまうし、今の人生の段階では、まだたくさんのことを処理しきれていないけど、ツアーを続けることを誓ったんだ…。だから、たくさん泣いてしまうこともあるの!みんなが私の人間らしさを受け入れてくれることをありがたく思っている。私は、愛に溢れた魂の持ち主に毎晩会ってその愛を感じる資格を持つほどのことをしたのかわからないけど、それが私を突き動かすものだってみんなは分かってほしい。あなたたちの気持ちを感じているし、光栄に思っているし、みんなの存在に感謝している。
この気持ちを共有するのは、みんなに感謝しているからで、つらくても乗り越えられるし、あなたは独りじゃないってことを知ってほしいから。まわりの人のことを気にかけながら、仕事をして、自分を大切にすることのバランスをとるのって難しいよね…。でもあなたは独りじゃないし、あなたはよくやっているってことを知ってほしい。
愛しています」

 2019年3月からツアーをスタートさせたアリアナは、2018年9月に元恋人でラッパーの故マック・ミラー亡くし、翌月10月には当時婚約していたピート・デヴィッドソンと破局しと、プライベートで心に大きな傷を負う悲劇を続けて経験。2017年には、「デンジャラス・ウーマン」のマンチェスター公演で20名以上の死者を出すテロ事件の被害に遭った。

 抱えきれない苦痛を経験したアリアナだが、テロ事件の際は、慈善コンサートを開催したほか、ほとんど休養期間を設けずにツアーを再開。マックの死を経験した際も、休むことなく、音楽活動に勤しんでいる。

 心の傷が癒えぬまま第一線を走り続けるアリアナは、時々、感情の波が押し寄せてしまうと本音を打ち明けた。

 ちなみに、今回アリアナが涙をこぼした時の楽曲「R.E.M.」は、2018年6月に元恋人のピート・デヴィッドソンと婚約することが報じられた後に、「誰かと人生を過ごす夢を見ている歌」だとアリアナ本人がツイッターで説明した楽曲で、お気に入りソングのひとつに挙げた曲でもある。(フロントロウ編集部)

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