アマンダ・サイフリッドが、2人の子供を持つインフルエンサーの水着の写真を批判。賛否両論が飛び交う論争に発展した。(フロントロウ編集部)

アマンダ・サイフリッドがインフルエンサーを批判

 映画『マンマ・ミーア!』や『レ・ミゼラブル』のアマンダ・サイフリッドは、俳優のトーマス・サドスキーと2017年に結婚。同年に第1子を出産した。

 アマンダは、過去にはルックスを加工する「整形アプリ」を批判するなど、美のカタチにとらわれず、ありのままの自分を愛することの重要性をたびたび語ってきた。そんな彼女が、あるインフルエンサーの写真に苦言を呈し、賛否両論の論争に発展している。

画像1: アマンダ・サイフリッドがインフルエンサーを批判

 きっかけとなったのは、インフルエンサーとしてインスタグラムでフォロワー120万人以上を誇るアリエル・チャーナスの投稿。2人の子供を持つアリエルはこの日、「2人の子供を産んだ後のこの身体に誇りを持ってるわ」というコメントとともに、ビキニ姿の写真を通して引き締まったスリムボディを公開した。

 しかし、妊娠出産を経験したことのあるアマンダだからこそ、アリエルの投稿には疑問を抱いてしまったよう。

 アリエルが写真を投稿したあと、アマンダは友人がアリエルの投稿に書き込んだコメントを引用してインスタグラムに投稿。そこには、こんな意見が書かれていた。

「あなたが特権階級で、かつ痩せていることは全然問題のないことだし、あなたにとって良いことだと思う。でも、自分の地位がダイエットやその身体を可能にしているということを自覚していないのであれば、母親は子供を産んだら元の体型に戻らなくてはいけないという男による(まったく現実的でない)固定概念を再生産しているだけ。そんなことは、子供の世話に十分な助けを得られない人(アメリカではほぼ全ての人がそうだよ)には不可能なのに」

 友人のコメントのスクリーンショットを公開したアマンダは、そのキャプションで、このコメントを書いた友人と自分がアリエルにブロックされたことを明かし、「もし自分のライタイルを見せびらかすこと(そして人をインスパイアすること)でお金をもらうのであれば、自分が見せていることに関して議論することにオープンでなきゃいけない」とした。
 

画像2: アマンダ・サイフリッドがインフルエンサーを批判

アリエル・チャーナスの意見

 そんなアマンダからの批判に対し、アリエルは自身のインスタグラムのストーリーで反論。

「なんで自分の水着姿を投稿したことでいじめられなきゃいけないの?私は痩せてて、2人の子供を産んだあとに体型を戻すために一生懸命運動したから、懲らしめられなきゃいけないの?」

 そしてアリエルは、「私は健康で、ありのままの自分やこの体型に誇りを持ってる」と、不健康に痩せているわけではないと強調。さらに、自分にはナニー(子守り)がいることを認めながらも、産後ダイエットに成功したのは自分の努力の成果であり、赤の他人にナニーに感謝しろと言われるのは「最高にウザイ」と怒りをあらわにした。

 しかしアマンダはふたたび自身のインスタグラムを更新。今回は自分の顔写真に、「影響=パワー。そしてもしあなたがそれを利用しているのなら、人に力を与えなさい」という大きなメッセージを載せて公開した。

最終的にアマンダが謝罪

 アマンダとアリエルそれぞれの意見には、ファンからも賛否両論が巻き起こる事態に。

 そんななかアマンダが、「私たちのSNSでの議論によって、いじめられたと感じたり、痩せすぎと言われたと感じた人達へ」と、ふたたびインスタグラムを更新。

 「私自身や、私の信念やスタンスを知っている人なら気がついてくれると思うけど、『ありのまま』でいる誰かを泣かすなんて、私の性格的にありえない」と、アリエルのスタイルを批判するつもりはなかったとしながらも、影響力を持つ著名人ならば「自分が発信しているメッセージがどのようなものなのかは自覚しなければならないし、称賛だけでなく批判にも反論できるくらいの根拠がないといけない」と続けた。

画像: 最終的にアマンダが謝罪

 一方で、集中的にアリエルを批判するカタチになってしまった今回の騒動に対して謝罪した。

「ひとりの人をターゲットにしたり、罵倒したりするのではなく(多くの人がこのように疑問の残る発信をしているから)、もっと一般的でクリーンな議論にするべきだった。誰かを罵倒する必要はない。だからそうなってしまったことを後悔しています。この会話の中心となった女性に向けて:一連の会話によって、暗い感情を抱えさせてしまってごめんなさい」

 そうアリエルに謝罪したアマンダ。そして最終的に、社会的に影響力がある人や、恵まれている人々は、その立場の助けを借りて手に入れたものを世間に発信するときは気をつけなくてはいけないというメッセージについては、「重要なメッセージが少しずつ浸透して多くの女性に支えとして感じてもらっている」と満足したように語った。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.