米大手ストリーミングサービスのNetflixが、オリジナルドラマ『13の理由』に出てくる「自殺場面」を削除したことが判明。(フロントロウ編集部)

物議醸した「自殺シーン」の自粛を決定

 Netflixのオリジナルドラマ『13の理由』のシーズン1の最終話に出てくる、主人公のハンナがバスタブで手首を切って自殺するシーンを、配信元のNetflixがカットしたことがわかった。

 問題の自殺シーンには、「若者のメンタルに悪影響を与える」「自殺を助長する」といった理由で、約2年前から削除を要請する声が上がっていたが、月日を経てようやく“自殺シーンの自粛”という決断に至った。

 ちなみに、世間からの批判を受けて、Netflixはこの作品がフィクションであることや、性的暴行や薬物乱用といった過激な場面が含まれることを、キャストが“注意喚起”するメッセージ動画を公開し、すでに一度対策を興じている。

 2017年に配信がスタートするや否や全世界で社会現象を巻き起こしたドラマ『13の理由』は、自殺した主人公の高校生ハンナがなぜ自ら命を絶つことを選んだのか、その理由を13個のカセットテープに語るというストーリー。

 繊細な思春期に感じる孤立感や疎外感、救えたはずの命について考えさせられる同作は、世界中で増え続ける10代の自殺問題に警鐘を鳴らした話題作であり、シンガーのセレーナ・ゴメスがエグゼクティブプロデューサーを務めたことでも注目を集めた。(フロントロウ編集部)

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