飼い主につられてつい歌っちゃう
“超実写版”の日本公開がいよいよ8月9日(金)に迫るディズニー映画『ライオン・キング』。
1994年に公開されたアニメ版からは、アカデミー歌曲賞を受賞したシンガーのエルトン・ジョン作詞・作曲の主題歌「愛を感じて」ほか、素晴らしい名曲の数々が誕生したが、最も視聴者たちの耳に残っているのは、挿入歌「Circle of Life(サークル・オブ・ライフ)」冒頭に収録されている、不思議な雄たけびのような迫力満点のコーラスだろう。
米サウスカロライナ州に暮らす男性が、自身が働く農場で飼っているロバと馬の前で、ズールー語で歌われているこの冒頭部分の一節を披露。
すると本域で歌った彼の野性味溢れる歌声に応えるかのように、なんとロバが途中参加して一緒に歌い始めた。
男性がその模様を収めたコチラの動画をFacebookを通じて公開すると、「ネイサン」と名づけられたこのロバはたちまち世間の注目の的に。
動画の回数は190万回を突破し、朝の情報番組からネットのニュースまで、さまざまなメディアに取り上げられ、たちまち“時の人”ならぬ“時のロバ”となっている。
州境で見かけたネイサンを100ドル(約1万800円)ほどで購入して飼い始めたという投稿者の男性は、FOXカロライナの取材に対し、「ネイサンが便乗してくるなんて思いもしなかったよ。動画を見れば分かると思うけど、彼が歌い始めた瞬間、僕はショックを受けたリアクションをしているだろ? ネイサンが泣き声を上げたのは聞いたことがあるけど、こんな風に鳴くなんて思わなかった」とコメントしている。
ちなみに、男性と馬のデュエットは成立したものの、残念ながら馬のほうは歌い出しておらず、知らんぷり。トリオによる合唱とはならなかった。(フロントロウ編集部)