シャロン・テートの50回目の命日に、マーゴット・ロビーによってシャロンが蘇った、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のシーンが解禁された。(フロントロウ編集部)

シャロン・テート没後50年

 50年前の今日、1969年8月9日に、ハリウッドだけでなく世界中を震撼させる事件が起きた。

 それが、8月30日に日本公開される映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の題材になっている、女優のシャロン・テート殺害事件。

画像: ©ニュースコム

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 シャロンは、1960年代にテレビの小シリーズに出演し、その後、映画『吸血鬼』で共演したことが縁で1968年に映画監督のロマン・ポランスキーと結婚。しかし、その翌年1969年8月9日に、狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者たちによって妊娠8か月の身重の身で、たまたま自宅に訪れていた友人とともにロサンゼルスの自宅で殺害され、その事件は犯罪史上未曽有の猟奇的殺人事件として全米を震撼されることとなった。

 クエンティン・タランティーノ監督作である『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では、マンソン・ファミリーによる“シャロン・テート殺人事件”を軸に、レオナルド・ディカプリオ演じる落ち目の俳優リック・ダルトンと、ブラッド・ピット演じるスタントマンのクリフ・ブースという2人の男たちを通して見えてくるTVに押されて過渡期を迎えるハリウッド黄金期の光と影が映し出されていく。

画像: シャロン・テート没後50年

マーゴット・ロビーが亡き女優を蘇らせる

 本作でキーパーソンであるシャロンを演じるのは、大作への起用が続くマーゴット・ロビー。

画像1: マーゴット・ロビーが亡き女優を蘇らせる

 今回解禁となる映像では、マンソン・ファミリーたちに殺害される前の幸せの絶頂にいる時のシャロンの姿が映し出される。ぴったりとした黒いタートルネックと白いミニスカに合わせたキュートな白いブーツといういでたちのシャロンが映画館のチケット売り場にさっそうと登場。

 自身が出演した『サイレンサー第4弾/破壊部隊』を鑑賞しに来たシャロンは、通常の客と同様にチケットを購入しようとしますが、考えなおして「もし私が映画にでていたら?」と受付嬢に茶目っ気たっぷりに問いかける。そして、嬉しそうに「映画に出ているの。シャロン・テートよ」と説明し、劇場へと迎え入れられる。シャロンは殺害された悲劇の美人女優という文脈で描かれることの多けれど、本編では、自身が出演した作品で笑い声をあげる観客を見て嬉しそうな表情を見せたり、解禁となった場面写真にあるように流行りのファッションに身を包んだり、男性誌Playboyの創設者であるヒュー・ヘフナーの豪邸でのパーティに夫であるポランスキーとともに繰り出したりと、等身大の女性としての姿もしっかりと描かれている。

画像2: マーゴット・ロビーが亡き女優を蘇らせる

 実は、シャロンは『サイレンサー第4弾/破壊部隊』ではアクションシーンがあり、なんとブルース・リーから指導を受けたことも。もし、この事件がなかったら、どのような作品に出演し、活躍していたかと考えずにはいられない。

監督のキャリアNo.1のオープニング

 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、7月26日に公開されたアメリカでは、『イングロリアス・バスターズ』の3807万ドルを抜き、4035万ドルというタランティーノ作品最大のオープニング成績を記録。

画像: 監督のキャリアNo.1のオープニング

 本作は、タランティーノ監督が、実際に自分が育った当時のハリウッド、そしていまや失われてしまったハリウッドを描き、5年の歳月を費やして脚本執筆。プロデューサーであるデヴィッド・ハイマンは、「クエンティン作品の中でも極めてユニークかつ最も感情がこもった作品」と評する。

 以前から「映画を10作撮ったら監督を引退する」と公言してきたタランティーノ監督にとって、本作は最後から2番目の監督作。しかし本作完成後のキャンペーン中には「この作品で最後にする」という言葉が監督自身の口から発せられ、その行方に注目が集まっている。

 また、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はこの夏公開されるスタジオ作品の中で唯一のオリジナル脚本作品であり、シリーズ大作やリメイクがメインストリームである現在のハリウッドに対して、監督、脚本、製作を一手にこなすフィルムメイカー、タランティーノが一矢報いる形の作品でもある。

 いよいよ、8月30日の日本公開まで1ヵ月を切った。(フロントロウ編集部)

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