テイラー・スウィフトが、日本時間8月12日に行なわれたティーン・チョイス・アワード2019(Teen Choice Award 2019)の授賞式で今年から新設された「アイコン賞」を受賞。受賞スピーチで語った「間違いをおかすことの尊さ」に感動。(フロントロウ編集部)

「アイコン賞」を受賞

 アメリカの10代の投票によって受賞者が決定するティーン・チョイス・アワードで、今年から新たに設けられた、「アイコン賞」を受賞したシンガーのテイラー・スウィフト

 世界的な成功やインフルエンサーとしての立場を活かして世の中にポジティブな変化をもたらしてきた功績を称えるこの賞の記念すべき1人目の受賞者に選ばれたテイラーには、彼女とプライベートで交流があるシンガーのエド・シーランや姉妹バンド、ハイム(HAIM)、ヘイリー・キヨコ、トロイ・シヴァンといったセレブたちからお祝いのビデオメッセージが。彼らは、口々にテイラーの知られざる努力や社会に与えた影響について褒め称えた。

画像: 「アイコン賞」を受賞

男女の賃金格差に言及

 3匹の愛猫メレディス、オリヴィア、ベンジャミン・バトンの姿が描かれたサーフボード型トロフィーを授かったテイラーは、受賞スピーチで、まずは、同賞のプレゼンターを務めたサッカー女子米代表のアレックス・モーガンの功績を称賛。

画像: サッカー選手のアレックス・モーガン

サッカー選手のアレックス・モーガン

画像: アレックスからトロフィーを受け取るテイラー。

アレックスからトロフィーを受け取るテイラー。

 アレックスが所属する米代表チームは、7月に行なわれたワールドカップで優勝を果たしたが、決勝戦までの試合のテレビ中継などを通じて、米サッカー界における男女賃金格差の撤廃を訴えて話題に。功績を残していない男子チームよりも、過去に3度もワールドカップを制し、「きちんと結果を残している女子チームのほうが賃金が低いのはおかしい」、「自分たちには男子と同等の給与をもらう価値がある」と主張して、一大ムーブメントを起こすきっかけを作った。

 そんなサッカー女子米代表の取り組みに感銘を受けたというテイラーは、こんな風に若い世代の視聴者たちにメッセージを送った。

「みんな、どうか彼女たちをサポートしてください。(男女賃金格差との)闘いはまだ終わっていないから。オンライン上で情報を探したり、友人たちと話し合ったり、この問題について自分がどんな風に感じているか人々に知らせてみて。彼女たちの身に起こったことはアンフェア。そして、あらゆる場面で起こっていることでもあるわ」


迷える10代たちにメッセージ

 さらに、ファンたちへの感謝の言葉を述べたテイラーは、こんな言葉で多感な10代の若者たちに間違いをおかすこと、失敗することの尊さを熱弁した。

「私がたった1つ、ティーンの時に知っていたら良かったと思うことは、“間違いは避けられない”ということ。間違いをおかしたって構わないの。失敗してしまったことについて、自分に対して厳しくあたってしまっている人、恥ずかしいと感じている人も、それはいたって普通のことだから心配しないで。それは誰の人生にも起こり得ること。傷つかずに成長できる人なんていないわ。私たちはみんな、いくつか傷を抱えるものなの。私たちはクレイジーな世界に生き、クレイジーな時間を生きている。だから、どうか自分に優しく、自分のために立ち上がってね」

 スピーチの終盤では、8月16日(金)に新アルバム『ラヴァー(Lover)』からの第4弾先行曲としてタイトル曲である「ラヴァー」を公開することも告知したテイラー。

 以前、8月23日にリリースするアルバム『ラヴァー』にも、女性の権利向上や政治的視点を反映した楽曲が含まれていることを明かしており、今回のスピーチで語った男女間格差についてなど、彼女の熱い想いが反映された内容となっているそう。(フロントロウ編集部)

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