Photo:ゲッティイメージズ,スプラッシュ/アフロ
イギリス王室のジョージ王子が、6歳にして昆虫の「アリ(蟻)」を食べるという初体験をしたことが明らかになった。(フロントロウ編集部)

人生で初めて「アリ」を食す

 ウィリアム王子とキャサリン妃が主催するチャリティ・レガッタ・マッチ「ザ・キングズ・カップ(The King’s Cup)」のために、開催地となった英南部のワイト島を訪れていたジョージ王子

 マリンキャップを被り、前歯が2本抜けた可愛らしいスマイルを覗かせながら、別々のヨットに乗り込んで対決を果たしたウィリアム王子とキャサリン妃の勇姿を見守る姿も注目を集めたが、この日、ジョージ王子が民衆を驚かせたのは、それだけではなかった。

画像1: 人生で初めて「アリ」を食す

 ウィリアム王子とキャサリン妃がパトロンを務めるチャリティ団体の名を背負った8隻のヨットが競い合った同レースでは、“人類最強のサバイバル冒険家”の呼び名を欲しいままにする、地元出身の冒険家のベア・グリルス率いる野生生物保護団体チームが優勝。

 表彰式でチームを代表して優勝カップを受け取ったベアは、スピーチの中で、ジョージ王子が今回のワイト島訪問中に達成したある試練について褒め称えた。

画像2: 人生で初めて「アリ」を食す

「ジョージ王子、今日あなたは人生で初めてアリを食べましたね。それは素晴らしい瞬間です。よくできました」

 どうやら、ベアはジョージ王子と対面した際、ちょっとしたサバイバルの極意を伝授したよう。その中には、“もしも食べ物が無く、餓死寸前の場合にはアリを食べるべし“といった内容もふくまれていたようで、ジョージ王子は果敢にも、ベアの目の前でアリを食すという試練に挑戦したそう。

 このベアのジョージ王子の勇敢な行動に関する暴露をステージ上で聞いていたキャサリン妃とウィリアム王子は、ジョージ王子の身を心配するどころか、楽しそうに爆笑。息子の勇気あるチャレンジに感心する様子を見せていた。

画像3: 人生で初めて「アリ」を食す

人類最強のサバイバル冒険家ベア・グリルスってどんな人?

 元英国特殊部隊SAS隊員という経歴を持つベア。冒険と名のつくものなら何でもチャレンジしてしまう性分の彼は、23歳でエベレスト登頂を達成し、当時、英国登山家最年少のエベレスト登頂者としてギネスブックに認定。

 世界で初めて水上オートバイによる連合王国一周を成功させたり、凍結した北大西洋を屋根なしの複合艇で横断するという冒険も指揮するなど、イギリスにおいてはサバイバルの第一人者として名を馳せている。

画像: 人類最強のサバイバル冒険家ベア・グリルスってどんな人?

 彼がホストとなり、世界各地の秘境や辺境、ときには都市部を持ち前のサバイバルテクニックで切り抜けるディスカバリーチャンネルのリアリティ番組『MAN vs. WILD(邦題:サバイバル・ゲーム)』は壮大なスケールとベアの体を張った数々のチャレンジがたくさんの視聴者を惹きつけ、サバイバルファンに大人気に。

 とくに、ネズミ、タランチュラ、ヘビ、昆虫、幼虫、サソリ、クロコダイルといった本来、食べてもOKなのかもわからない生物を捕食するワイルドな“食事シーン”は人々の度肝を抜いた。

 同シリーズは2012年に放送が終了しているが、その続編的な番組となる『You vs. Wild―究極のサバイバル術―』が視聴者参加型のインタラクティブコンテンツ(※)として2019年春からNetflixで配信されており、ベアの超人的なサバイバル能力が再び脚光を浴びている。

画面に現れるボタンを押して、主人公の次の行動を決めることができる。同番組の場合はベアの行動を決められる。

 ウィリアム王子は、英国王となる者の責務として軍に入隊して訓練を積んだが、おそらくウィリアム王子に次ぎ王位継承位第3位であるジョージ王子も、将来的に軍に所属することになる可能性が高い。

 それは、まだずっと先のことになるが、ジョージ王子は6歳にして、サバイバル食の登竜門とも言われるアリを見事に食し、度胸を見せつけた。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.