続編制作の可能性を示唆
1992年に公開されたディズニーアニメ『アラジン』の実写化作品としてこの春公開され、全世界で10億ドル(約1100億円)を超える興行収入を稼ぎ出す大ヒットを記録している映画『アラジン』。日本でも人気を博した同作の続編制作の話が持ち上がっていることを、プロデューサーのダン・リンが明かした。
リン氏は、詳しい計画については現時点では明かせないと前置きしたものの、「制作陣はファンたちがもっと『アラジン』を観たいと熱望していることは知っているし、もっと伝えるべきストーリーがあると感じている」と米Insiderにコメント。
さらに「これだけは言えるよ。続編を作るとしたら、前作でもそうだったけれどオリジナル版をそのままリメイクするというなことはしない。描くべきストーリーラインを模索しているよ」と続けた。
原作となったアニメ版は、ビデオ作品としての続編『アラジン ジャファーの逆襲』(1994年)、『アラジン完結編 盗賊王の伝説』(1996年)のほかにも、テレビシリーズ『アラジンの大冒険』(1994~-1995年)が制作されたが、リン氏曰く、実写版の続編では、それらをそのまま“なぞる”作品にはならないだろうと断言。自身をはじめとする制作陣は、過去に出されたさまざまなアイディアに目を向けながら、どういったストーリーが続編として相応しいか探求している真っ最中だとも明かした。
続編には「あのシーン」が登場する?
ちなみに、実写版には、アニメ版の名シーンの1つである、悪役ジャファーが巨大なヘビに変身してアラジンと対決するシーンが登場しなかった。
そのシーンが続編に含まれる可能性についてリン氏は、「あまり多くは語れないんだ。僕らがどんなことをやりたいかは、サプライズにしたいからね」とお茶を濁していたが、もし実写化されるとしたら、かなり見せ場のシーンとなりそうなだけに期待はできる。
ちなみに、実写版『アラジン』で主人公アラジン役を務めた俳優のメナ・マスードは、以前、米Colliderから「続編がもし制作されたら出演を希望する? 」と尋ねられた際、「もちろんだよ。ガイやキャストたち、スタッフとまた一緒に仕事がしたいし、できるだけ同じメンバーを集めたい」と監督を務めたガイ・リッチーをはじめ、また同じキャスト&スタッフと一緒に続編を作りたいと意欲的な姿勢を示していた。
8月23日に米カリフォルニア州アナハイムで開催される、2年に1度のディズニー公式ファンコミュニティイベント『D23 Expo(D23エキスポ)』では、今後公開されるディズニー実写化作品に関しても何らかの発表があるものと見られているが、実写版『アラジン』の続編制作が正式発表される可能性も? 今後の情報に期待! (フロントロウ編集部)