映画『キャッツ』のヒロイン、フランチェスカ・ヘイワード
ジェニファー・ハドソン、テイラー・スウィフト、ジュディ・デンチ、イドリス・エルバ、ジェームズ・コーデンなど人気セレブがキャストに名を連ねる、名作ミュージカルの実写化映画『キャッツ』のヒロインで白猫のヴィクトリアに大抜擢されたフランチェスカ・ヘイワード。
超大作『キャッツ』の主演に抜擢されたフランチェスカは、なんと今作がスクリーンデビュー作。SNSに投稿された映画の特別映像の中で「人前で歌たったことがない私がジェニファー・ハドソンと歌うなんてありえないわ」と笑うフランチェスカは、一体どんな人?
フランチェスカ・ヘイワードってどんな人?キャリアから恋人まで掘り下げました!
ロイヤル・バレエ団トップの実力派ダンサー
そんなフランチェスカは、世界3大バレエ団と称される英国ロイヤル・バレエ団で階級の頂点に位置するダンサーを意味する、“プリンシパル”として活躍するバレリーナ。
しかも、フランチェスカがプリンシパルになったのは23歳。バレエダンサーの世界では、20代前半でこの名誉ある称号を与えられるのは簡単なことではない。
バレエは体重や身長がダンスの技術や舞台での見栄えに大きく影響するため、体系が合わずバレリーナの夢を諦める人もいる。若手バレエダンサーの登竜門と言われるコンクールであるローザンヌコンクール事務局の協力のもと行われた調査によると、女性バレエダンサーの平均身長は164.8cm。一方でフランチェスカは、157cmと小柄。そのため、10歳で入学したロイヤル・バレエ学校では、小柄な身体で大きく踊る訓練を受けたという。鍛錬に励んで身長のハンデをカバーするなど、彼女がプリンシパルに昇格できたのは、まさに努力の賜物。
そんなフランチェスカは、バレリーナを目指す人なら誰もが演じたいと夢見る、名作『ロミオとジュリエット』のジュリエットや『くるみ割り人形』でクララを演じるなど、英国ロイヤル・バレエ団を代表するバレエダンサーとして有名な存在。
ルーツは?ケニア出身で3歳でバレエと出会う
イギリス人の父とケニヤ人の母を持つフランチェスカ。2歳までケニアのナイロビで過ごし、両親の離婚でイギリスへ。3歳の時、祖父が買ってきてくれた『くるみ割り人形』を見てからバレエのトリコになり、プリンシパルになることをずっと夢見てきた。憧れだったバレリーナになる夢を叶えた彼女は、小柄だからこその細やかな動きと愛らしさ、エキゾチックでミステリアスな美しさを合わせ持ち、人々を魅了している。
キャリアは?バレエ界のアイコンとして特集やコラボ
映画『キャッツ』のヒロインに抜擢される前から、雑誌に取り上げられたり、ブランドとコラボしたり、イギリスを代表するバレリーナとして注目されていたフランチェスカ。
英Vogueからはフランチェスカの“大切なモノ”を特集した動画が配信され、ここでは、フランチェスカが毎日履くトウシューズや何十年も大切にしている思い出の品などが登場し、彼女の人間らしく親しみやすい姿を見ることができる。
さらに、フランチェスカが所属する英ロイヤル・バレエ団の本拠地ロイヤル・オペラ・ハウスに着想を得たトレーニングウェアで、lululemonとコラボ商品も発売。自らが制作に携わったモダンでリッチなウェアを着て踊るフランチェスカは美しすぎて鳥肌もの!
恋人は?17歳年上ダンサーとラブラブ
フランチェスカの恋人は、同じバレエ団のプリンシパルダンサーで、2014年にフランチェスカが初めてマノンの役を演じたときに共演したトム・ホワイトヘッド。現在、27歳のフランチェスカと44歳のトムには17歳の年の差が。
フランチェスカはあまりプライベートについて明かしていないが、フランチェスカとトムのインスタグラムには、ラブラブな写真が多数投稿されている。一緒に友達の結婚式に参加する様子や、デートをする姿が投稿されると、まさにプリンセスとプリンスのようなロマンチックなカップルにファンが興奮。
オフの過ごし方は?アクティブ旅行好きで、来日経験アリ
フランチェスカはオフの日もとてもアクティブ。特に自然や動物が好きなフランチェスカが嬉しそうに動物たちと写真を撮る姿がかわいい。
ちなみに、フランチェスカは日本公演のために、バレエ団のメンバーと日本に何度も来日している。プリクラを撮って楽しむお茶目な一面も。
またある来日時には、電車で向かい側に着物姿の女性が座っているのを見て感動し、SNSにて「ありがとう日本、東京。なんて素晴らしい街なの!来るたびに発見があるわ!」と嬉しそうにその経験を報告していた。
映画『キャッツ』の主人公に抜擢され、ますます注目を集めるフランチェスカの今後の活躍から目が離せない!(フロントロウ編集部)