アイアンマンも超人血清で強くなった?
2008年に公開された映画『アイアンマン』から2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで、今や映画界最大のシリーズ映画となったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を牽引し続けたアイアンマン/トニー・スターク。
ロバート・ダウニー・Jr.が熱演したこのキャラクターは熱狂的なファンも多く、ロバートが同役としてMCUを卒業した今もアイアンマンを称える声が絶えない。
そんななか、トニー・スタークに関するとある仮説がRedditで展開されると、ファンの間で激しい議論が繰り広げられている。
その仮説とは、「トニー・スタークも超人血清を投与されていたのではないか?」というもの。
超人血清が、クリス・エヴァンスが演じたスティーブ・ロジャースがキャプテン・アメリカとして超人的なパワーを手に入れた時に投与された特殊な成分だということは有名な話。この超人血清がトニー・スタークの体にも流れているのでは、と一部のファンは言う。
本当かもしれない“証拠”の数々
あくまでこれはファンによる仮説だが、MCUの劇中にはトニー・スタークが超人血清を投与していたかもしれない証拠がたくさんあるとファンは指摘している。
全滅したテロ攻撃で生き残る
『アイアンマン』の冒頭、まだアイアンマンスーツを開発する前のトニー・スタークは、自身の作った武器を使ったテロ攻撃に遭う。
防衛の訓練を受け、防弾服を着る軍隊に囲まれたなかでの攻撃で、身軽な服装のトニー・スタークだけがたったひとり生還することができた。『アイアンマン3』で心臓近くにあった爆弾の破片を取り除くまで、激しい戦いをしても破片が暴れなかったことは奇跡なのか…。
宇宙空間でも生き残る
『アベンジャーズ』では改良の余地があるスーツで宇宙に行った。宇宙空間のあらゆる光線や地球を滅ぼす威力がある核ミサイルの影響を受けずに生還。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではサノスから惑星を投げつけられても、トニー・スタークは死ななかった。
どんなに攻撃されても“死なない”
また、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では惑星全体を脅かしたサノスと互角に戦える力を持つかもしれないハルクに殴られまくったり、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』ではスーパーパワーを持つキャプテン・アメリカとセバスチャン・スタン演じるバッキーから集中攻撃されたりした。
普通の人間なら簡単に命を落とすであろうシチュエーションでもトニー・スタークは生き延びた。もう一度言うが、彼は頭脳明晰ではあるがスーパーパワーを持たない普通の人間である。
人間なら即死の衝撃も耐える
『アイアンマン2』ではトニーの心臓につけていたアーク・リアクターの動力源であるパラジウムが放出する毒素(※本来なら数時間で人を死に追いやるらしい)によって中毒死する寸前のところに達していたが九死に一生を得る。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではアベンジャーズのメンバーで唯一指パッチンをしても生き残られるハルクが、インフィニティガントレットつけただけで大打撃を受けていたが、トニー・スタークはガントレットをつけてストーンのパワーが体内に取り込まれた後にも指をスナップできるほどの力が残っていた。
トニー・スタークの父は超人血清を作れる
さらには『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で、キャプテン・アメリカに投与した超人血清はアースキン博士という科学者が開発したことで知られるが、これをトニー・スタークの父であるハワード・スタークが複製できたことはよく知られているシナリオ。
実際に、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でハワード・スタークがウィンター・ソルジャー(バッキー)によって暗殺されたのも、ハワードが超人血清を作ることができたからである。
アイアンマンスーツがあるからとはいえ、普通の人にしてはやけに“強すぎる”こと、そしてトニー・スタークの父がキャプテン・アメリカに投与した超人血清を複製することができたこと、そしてひょっとしたら、新たなテクノロジーを開発して改良に改良を重ねたトニー・スタークのようにハワード・スタークも超人血清を改良できた可能性だってある。
ということは、ハワード・スタークが息子に超人血清を投与することもできたのでは…?
これがファンの間で議論が加熱している仮説。トニー・スタークはスーパーパワーを持っているのか、あなたの考えは?(フロントロウ編集部)