深刻化する火災からアマゾン熱帯雨林を守るために、レオナルド・ディカプリオが約5億5,000万円の寄付をした。(フロントロウ編集部)

危機に瀕しているアマゾン熱帯雨林

 俳優のレオナルド・ディカプリオの環境保護団体Earth Allianceが、南米で深刻化しているアマゾン熱帯雨林の火災のために約5億5,000万円の寄付を行なうことを発表した。

 さらにEarth Allianceはアマゾン熱帯雨林の火災に対して、Amazon Forest Fundと名づけられた基金を設立。一般人からも寄付を受けつけており、Earth Allianceのホームぺージから行なうことができる。Amazon Forest Fundで集められた募金は、アマゾン熱帯雨林を守るために現地で活動する5つの非政府組織や慈善団体に寄付される。

 レオナルドは自身のインスタグラムでこう呼びかけている。

「地球の肺が炎に包まれている。100万人の先住民族と300万もの生物の故郷であるブラジルのアマゾンが2週間以上燃え続けています。今年の初めから、すでに約74,000もの火災が起こっており、それは去年の今の時期よりも84%も多いのです」

アマゾン熱帯雨林でなにが起こっている?

 7ヵ国をまたいで広がるアマゾン熱帯雨林は、地球の大気中の酸素のうち約20%を供給している。そのため「地球の肺」と呼ばれるほどで、地球環境や人間を含む生物にとって無くてはならない。

 毎年、自然発火で火災が発生するアマゾン熱帯雨林だけれど、違法な森林伐採や、森林を焼いての家畜の放牧地作りなどがなされることも多いため、火災の多くは人為的原因もあると見られている。

 またアマゾン熱帯雨林のあるブラジルでは、森林伐採や焼き畑を奨励しているジャイル・ボルソナロ氏が2019年1月から大統領に就任。国内外から責任を問われているが、「非政府組織(NGO)の環境団体が、ブラジルを陥れるために火をつけているのではないか」という無責任発言を、根拠を示さずに発言するなど、強硬な姿勢を貫いている。(フロントロウ編集部)

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