クエンティン・タランティーノ監督が作る最後の映画について、映画『パルプ・フィクション』のジョン・トラボルタが期待を口にした。(フロントロウ編集部)

タランティーノの“引退作”に出演したい

 “映画を10作撮ったら引退する”と宣言しているクエンティン・タランティーノ監督による9作目の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の8月30日の日本公開が迫るなか、さっそく次の作品に期待を寄せている俳優がいる。

 タランティーノ監督の引退作となるかもしれない10作目の映画についてコメントしたのは、1994年の映画『パルプ・フィクション』でタランティーノ作品に出演したジョン・トラボルタ。

画像1: タランティーノの“引退作”に出演したい

 「もちろん彼の10作目に出演したいよ。100%」と米UsWeeklyに話したジョンは、『パルプ・フィクション』で共演したユマ・サーマンやサミュエル・L・ジャクソンなどが他のタランティーノ作品に出演したことを切り出すと、次作となる10作目への出演を希望する発言をした。

「彼は(『パルプ・フィクション』に出演したメインキャスト)全員とまた仕事をしているけど、僕はあれからずいぶん経ったけどないんだ。だからそうなるといいな。(次作)が本当に彼の最後の映画になるなら、その作品にぜひ出演したいよ。だって僕たちは、彼の美しいキャリアを一緒にスタートさせたわけだし」

画像1: MIRAMAX / Album/Newscom

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 当時すでに映画『サタデー・ナイト・フィーバー』や『グリース』などで人気を博していたジョンが、駆け出し時代のタランティーノの映画に出演。そんなキャスティングが、タランティーノ作品における『パルプ・フィクション』の高い評価のひとつにつながった。

画像2: MIRAMAX / Album/Newscom

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「(次作のキャスティングは)クエンティン次第だし、それが彼のスタイルだから、『お願いだから出演させてくれ!』なんてことは言わないよ」「彼が『パルプ・フィクション』に僕を出演させたのも気まぐれだった。考えもしてなかったんじゃないかな。彼の経済的なこととかを手伝うために週末を一緒に過ごした時に、僕の分析的な性格を見て、彼の考えていた俳優よりも僕が適役なんじゃないかって思って僕を起用したのかもしれない」

 当時を振り返ったジョンは、10作目の映画への出演を希望すると口にしつつも、その決断はタランティーノ監督の意思を尊重すると語った。

 タランティーノ監督は先日、東京で行なわれた新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の来日会見で、ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオという大物俳優を起用したキャスティングについて、「僕が選んだというよりは彼らが僕を選んでくれた」と謙虚な感想を話していた。

画像2: タランティーノの“引退作”に出演したい

 ちなみに、8月30日に日本公開される『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』には、『パルプ・フィクション』でジョンと共演したユマ・サーマンの愛娘であるマヤ・ホークが出演している。(フロントロウ編集部)

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