LGBTQ+の人々が毎年行なっている「プライド・パレード」に対抗して考案された「ストレート・パレード」が、先日、米ボストンで開催された。(フロントロウ編集部)

反対派と衝突する場面も

 毎年6月のプライド月間に合わせて、世界各地で企画されているLGBTQ+の権利向上や差別撤廃を目的とする「プライド・パレード」。これに対抗して考案された「ストレート・パレード」が、一部の人たちからの批判を押し切って現地時間8月31日に米ボストンで開催された。

画像: 反対派と衝突する場面も

 男性メンバーのみで構成されたスーパー・ハッピー・ファン・アメリカ(Super Happy Fun America)と称する団体によって、「ストレート・コミュニティへの尊敬やインクルーシヴィティ(包括性)、平等性、エンパワーメント、持続性、正当性、寛容さなどを啓発する」ことを目的として開催された、今回のストレート・パレード。

 参加者の多くは異性愛者というだけでなく、ドナルド・トランプ米大統領の支持者でもあったようで、「ストレートでいることは最高」「異性愛が“普通”の世の中に戻そう」と書かれたプラカードのほか、「2020年に再びトランプを大統領に」「(国境に)壁を作ろう」といった、トランプ大統領への支持を表明する内容のプラカードも多く掲げられていた。

 ちなみに、パレード開催の許可を取るために市に申請した時点で、国内外から批判が殺到していたこともあって、パレード当日には数百人のパレード参加者を上回る数千人もの人たちが抗議デモに参加。警備にあたっていた警察官ともめ事になり、逮捕されるデモ参加者が30名近く出る事態となった。(フロントロウ編集部)

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