ビリー・アイリッシュの「オール・ザ・グッド・ガールズ・ゴー・トゥ・ヘル(all the good girls go to hell)」のMVが公開。地球温暖化の脅威を歌ったメッセージソングをビリーはどんな映像で表現した?(フロントロウ編集部)

「地球温暖化の脅威」を歌った楽曲のMVが公開

 ティーンを中心に人気に火がつき、いまや世界規模で注目を集めるトップアーティストへと成長した17歳の異才シンガー、ビリー・アイリッシュ

 これまで発表した楽曲のMVでも、ダークで毒々しく、ユニークな描写を取り入れて話題となってきたビリーが、デビューアルバム『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』の収録曲の中から、新たに「オール・ザ・グッド・ガールズ・ゴー・トゥ・ヘル」のMVを公開した。

 天国や神、聖ペトロなど、宗教にまつわるワードを多用して地球温暖化の脅威を歌った同曲のMVでも、人々の心にズーンと重くのしかかるような衝撃的なビジュアルを披露したビリー。

 同作は、ビリーの人気を押し上げた楽曲「ベリー・ア・フレンド」のMVとリンクしており、冒頭には「ベリー・ア・フレンド」に登場した、背中に大量の注射器を刺されるシーンが収められている。

 注射器で何らかの物質を注入されたビリーの背中からは、“天使”を彷彿とさせる真っ白な大きな羽が…。鳥のような姿となったビリーは、天から地へと落ち、重油のようなベトベトとした真っ黒な液体が溜まった沼に墜落。

 真っ黒な沼からぬらぬらと這い出て来るビリーの姿は、ホラー映画さながら。ふらふらと前進するビリーの背後には真っ赤な炎が迫る。

 ついに着火し、火だるまになったビリーの羽は焼け落ち、やがて“悪魔”の羽のように見える違った形に進化。覚醒したかのように見えるビリーは、今度は炎に向かってゆっくりと歩みを進めていく…。

 ダークながら思わず見入ってしまう同MVは米現地時間の9月3日、ニューヨークのタイムズスクエアの巨大画面で初公開された。

 ビリーは、MVの公開に合わせてこんなメッセージを発信。地球温暖化を食い止める策を講じるための活動に参加して欲しいと呼びかけた。

「今この瞬間も、世界中の何百万人もの人たちが、各国のリーダーたちに向けて地球温暖化に注意を払って欲しいと懇願しています。私たちの地球はいまだかつてない速度で温暖化しています。極地の氷は溶け、海面は上昇し、野生生物たちは毒され、森林は燃えています。
 9月23日、国連は気候行動サミットを主催し、これらの問題に対して議論します。タイムリミットは刻一刻と迫っています。9月20日(金)と9月27(金)は、あなたの声を届けるチャンスです。街に出て、”気候変動ストライキ”に参加しましょう」

(フロントロウ編集部) 

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