英王室のエリザベス女王が、自分のことをエリザベス女王ではなく“普通のおばさん”と勘違いして話しかけてきた観光客についた「嘘」とは?女王のお茶目な一面が明らかに。(フロントロウ編集部)

エリザベス女王が観光客の勘違いに便乗

 庶民にとって遠い存在であるロイヤルファミリーの面々。ましてや一国の主であるエリザベス女王がその辺を普通に歩いているなんて、イギリスの国外から来た観光客であればなおさら考えもしない。約30年にわたってエリザベス女王の護衛として働いていたリチャード・グリフィンが、そんな手の届かない存在であるエリザベス女王と、アメリカから旅行に来ていた観光客の“奇跡の出会い”を目撃していた。

画像: エリザベス女王が観光客の勘違いに便乗

 リチャードが英Daily Mailに語った話によると、ある日、頭にスカーフを巻いてバルモラル城の外へ散歩に出かけたエリザベス女王に、アメリカ人観光客のグループが遭遇。エリザベス女王の姿をテレビ等で目にする機会が多いイギリス在住の人であればすぐに気づいたのかもしれないが、女王の存在は知っていても、そこまでなじみがない観光客たちは自分の目の前にいる女性が女王だと気づくどころか、近所に住むおばさんと勘違い。

 リチャードによると、完全に“普通のおばさん”だと思い込んでいた観光客たちは、女王に“この近くに住んでいるのか”と質問。女王も女王でこの状況を楽しんでいたようで、先ほどの質問に対して「近くに家を持っている」と答えると、続けて“エリザベス女王に会ったことはあるか”という質問に、「私は会ったことがないけど、(リチャードを指して)彼は女王と会ったことがあるんですよ」と粋な返しをして、お茶目な一面をのぞかせたという。 

 ちなみに、文字通り“神対応”をしてくれたエリザベス女王のことを、この観光客たちは最後までエリザベス女王だとは気づいていなかったといい、女王も自ら身分を明かすようなことはしなかったそう。(フロントロウ編集部)

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