デムナがヴェトモンを退任
2014年にデザイナーのデムナ・ヴァザリアが設立したヴェトモン(VETEMENTS)は、ストリートで人気を博し、これまでソックスブーツを流行らせ、靴とパンツを一体化させたアイテムや袖が長すぎるトップスなど数々の話題をファッション界に提供してきたブランド。
リアーナ、ヘイリー・ビーバー、ケンダル・ジェンナーなど、トレンドセッターと言われるセレブたちが愛用しており、セレブのファッションにも欠かせないヴェトモンだけれど、この度、ブランドの創設者でありデザイナーのデムナ・ヴァザリアが退任することが発表された。
デムナは「ファッションに飽きたことが、ヴェトモンをはじめたきっかけだった。ヴェトモンが登場してからというもの、たくさんの新しい扉が開けました。すなわち、この素晴らしいブランドにおける、概念論者そしてデザインの革新者としての自分のミッションは完了したということです。ヴェトモンはそのクリエイティヴな地位を新しいチャプターへと進化させられるブランドへと成熟しました」と米WWDに語った。
今後デムナは、2017年のコレクションからクリエイティブ・ディレクターに就任したバレンシアガ(Balenciaga)を中心にデザイナーとして活躍していくようで、9月29日にはパリでバレンシアガのコレクションに参加する。
ブランドの核であるデムナを失ったヴェトモンは、このまま今までの様にデムナの意志を受け継ぎ、ファッション好きを飽きさせないような驚きのアイテムを発表し、ファッション界にその名を轟かせることが出来るのか。デムナが去ったこれからのヴェトモンに注目したい。(フロントロウ編集部)