バックストリート・ボーイズのメンバーであるニック・カーターが、弟のアーロン・カーターに対して一時的に接近を禁止するよう裁判所に申請し、それが受理された。(フロントロウ編集部)

バックスのニックが弟に接近禁止命令

 アルバム『DNA』を引っさげ、10月に来日予定バックストリート・ボーイズのニック・カーター(39)が、今では“お騒がせセレブ”になってしまった弟でシンガーのアーロン・カーター(31)に対する接近禁止命令を裁判所より取得した。

画像1: バックスのニックが弟に接近禁止命令

 米TMZによると、今回の接近禁止命令は一時的なものであるというが、これによってアーロンはニックと彼の家族の、最低でも100フィート(約30メートル)以内に近づくことができない。さらにニックは、ラスベガスにある自宅も接近禁止命令の項目に入れて弟を近づかせないようにしたという。

画像2: バックスのニックが弟に接近禁止命令

 ニックは、アーロンの双子の姉であるエンジェル・カーターとともに、アーロンに対する接近禁止命令を取得したことをツイッターで報告。

 アーロンがニックの妻で現在第2子を妊娠中のローレンを殺害すると脅す発言をしたことから、自身と家族を守るためにこうするしかなかったと説明した。

以下、コメント全訳

「注意深く考えた結果、妹のエンジェルと私は、弟アーロンに対する接近禁止命令を取得せざるを得ませんでした。 日に日にひどくなるアーロンの態度と、最近、彼が僕の妊娠中の妻とこれから生まれる子供を殺す意思があると打ち明けたことを考えると、私たちには自分と家族を守るためにあらゆる手段を使うしか選択の余地はありませんでした。私たちは弟を愛していますし、彼が自分や他人を傷つけてしまう前に適切な治療を受けてくれることを願っています」

 アーロンは近年、メンタルヘルスの問題を抱えていることをオープンに話しており、そんなさなか銃愛好家になり、たくさんの銃を見せびらかす写真をSNSにアップして議論を生んでいた。兄ニックは今回の声明文に、そんな弟アーロンに宛てたと思われる、「メンタルヘルス」と「銃規制」というハッシュタグをつけてツイートした。

アーロンがツイート連投で怒り爆発

 これに対して、アーロンはニックから接近禁止命令を受けたことをツイートで報告するとともに、数えきれないほどのツイートを連続投稿して怒りを爆発させた。

「がんばれよ、ニック。僕たちは一生終わりだ」

「彼には4年も会っていないし、会うつもりもない」

「僕に対する被害報告にびっくりしている。僕は誰も傷つけたくない・とくに家族は」

「家族にお願いしたいのはただひとつ、僕に構わないでくれ。悪意がある、愛じゃない。二度とあんたの近くにいないし、いたくもない。(関係を)終わりにしようと言ったのは僕の方なのに、あんたはこれを送ってくるのか?措置入院させようとして騒ぎを起こすのはやめろ。ハラスメントで訴えるぞ、ニック。僕は金を持ってるんだ」

 さらにアーロンは、「パリス・ヒルトンを殴って告発されたこともないのに、どうして僕が暴力的な方なんだ」と、ニックが20代だった頃に当時の恋人パリス・ヒルトンと大ゲンカして暴力をふるったという15年以上前のウワサを持ち出してニックを追求。また、2018年にニックがメリッサ・シューマンという女性 からレイプを告発された件に触れて、「僕がメリッサ・シューマンと話したから怒ってるんだろ。その仕返しとして、合法の銃なのに回収するよう警察に連絡して、接近禁止命令を取得するんだ」とツイート。現在は、この接近禁止命令を巡る騒動は、ニックがレイプ事件を隠ぺいするためだという主張を繰り返している。

 連続ツイートでこうしたニックの“隠ぺい”を訴え続けているアーロンは、突然「僕は更生している途中で、昔は逃げたこともあったけどいつもやり直すんだ。フルタイムで更生したい #更生」と、20代の頃からドラッグの乱用などを理由にリハビリ施設への入退院を繰り返している自身の道のりを振り返った。

 アーロンは9月に放送された医療系番組『The Doctors』で、複数の処方薬を服用していることと、統合失調症と複数のパーソナ リティ障がい、躁うつ病、不安症と診断されたことを明かした。アーロンはその後の米TMZとのインタビューで、銃を購入したときに診断結果を伝えたかという質問を受けると、精神病ではないと当初の主張を変えた。(フロントロウ編集部)

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