ストレスによる食べ過ぎは、ダイエットの敵
誰しも経験がある、空腹ではないのについ食べてしまうという行動。米ニューヨークのマウント・シナイ病院の心臓専門医のスザンヌ・ステインバウム医師は、「とくに空腹でないのにストレスを感じて感情にまかせて食べると、食べているものに注意を払わなくなって、ただ食べるだけになってしまう」と英メディアByrdieにコメント。
知らず知らずに溜まっていたストレスが、気づかないうちに「ストレス過食」を招くことがあるけれど、スザンヌは「(外的な)ストレスを自分で選ぶことはできなくても、対処の仕方は自分でコントロールできる」と話し、ストレス過食は防げるとアドバイスした。
ヒント1:丁寧に食事を準備をする
米心臓協会の栄養専門家であるジョー・アン・カーソン医師いわく、ストレス過食を防ぐためには、食べる前に食べ物に向き合うことが大事だそう。食事をする場合には、時間をかけて用意をする方法をオススメ。
ストレス過食は、何も考えずまるで詰め物をするように欲望にまかせて食べてしまうけれど、目の前の食べ物と向き合うことで、そういった過食を防げるという。普段料理をしない人でも、買ってきた食べ物をそのまま容器から食べるのではなく、一度お皿にうつして並べたり、いつもより時間をかけてみて。
ヒント2:定期的に運動をする
またジョーは、ストレスによる過食に取り組む最善の方法は、ストレスそのものに対しても取り組むことだと断言。
ジョーがストレスに取り組むのにオススメするのは、定期的にエクササイズをすること。エクササイズをすることが、人生で起こる様々なストレスに対処するのに役立つと話している。
ヒント3:余裕をもったスケジュールを組む
時間に追われないように、少し余裕を持たせてスケジュールを組み立てることもストレスを軽減するのに役立つと、ジョーはアドバイス。
「ストレス」と認識しないほどの小さな焦りやプレッシャーもストレスとして溜まっていくため、約束の場所や会議に10分早く到着できるようにするなど、余裕をもってスケジュールを組むことで気持ちにも余裕ができ、ストレスの軽減に役立つという。
気になったヒントがあったら、今日からでも生活に取り入れてみては。(フロントロウ編集部)