『ジョーカー』で主演を務めたホアキン・フェニックスが、あの特徴的な「笑い声」を生み出すうえで直面した苦悩を明かした。(フロントロウ編集部)

HAHAHA…悲しみの中笑うジョーカー

 DCコミックスの有名悪役といえば、不気味なピエロメイクのジョーカー。その下に塗りつぶされた本当の表情は分からず、つねに笑顔の仮面が被されている。

画像1: HAHAHA…悲しみの中笑うジョーカー

 そんなジョーカーを引き立てるものと言えば、あの「笑い声」。悲しみの中から沸き起こる「HAHAHA」という笑い声が暗闇で叫ばれる様子は、映画『ジョーカー』の最も重要なシーンといっても過言ではない。

 しかしそんな笑い声は、ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスにとって最も困難な演技のひとつだったよう。米Entertainment Tonightのインタビューでホアキンは、「自分に素質があるかどうか分からなかったから(監督の)トッドに、うちに来て笑い方のオーディションをしてくれって言ったんだ」と明かし、出演が決定しているにもかかわらずオーディションを行なったことを明かした。

画像2: HAHAHA…悲しみの中笑うジョーカー

 さらに“オーディション”のあとの撮影中にも、笑い方については悩みがつきなかったという。

「撮影のどこかのタイミングで、笑うことは簡単にできるようになると思ったんだけど、そうはならなかったね。より難しくなったかもしれない、正直に言うと。いくつかのシーンでは、理由は分からないけど、うまく出来たと思うときもあった。でも他のシーンでは難しかった。1回で終わる時もあれば、そうでない時もあった。でもそれが、生きた笑いだったということかもしれないな」

 悲しみのジョーカーがそこにいる。映画『ジョーカー』はついに明日10月4日に日米同時公開。(フロントロウ編集部)

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