10月4日(金)公開『ジョーカー』
公開前から社会現象を巻き起こしている『ジョーカー』は、DCコミックスの『バットマン』に登場する狂気の悪役。本作はそんなジョーカーの誕生秘話に迫るスリラー。ホアキン・フェニックスが主演で描きだされるダークな世界観に引き込まれること必至。ベネチア国際映画祭の金獅子賞受賞という、アメコミ映画で史上初めて国際的な賞を受賞した本作の世界観を味わおう。
10月4日(金)公開『ジョン・ウィック:パラベラム』
『ジョン・ウィック』シリーズは、キアヌ・リーブスのキレッキレのアクションが人気の映画。キアヌ演じる元殺し屋のジョン・ウィックが、愛犬を殺された復讐のために、独りで組織に挑むという、ハートフルなストーリーで知られている。そんなシリーズも今回でクライマックス。裏社会の秩序のために暗殺されそうになるジョン・ウィックは、今回もスクリーンで大暴れ!日本通だというキアヌの勇士を応援してみては。
10月11日(金)公開『イエスタデイ』
交通事故にあった主人公が目を覚ましたら、「自分以外ビートルズを知らない」という世界になってしまったという設定の、いわば“転生モノ”。監督を務めたダニー・ボイルはもちろんイギリス出身で、『イエスタデイ』はザ・ビートルズへのラブレターのような映画だとまで言っている愛しっぷり。ビートルズが好きな人は号泣必至の映画になる予感。大人気シンガーのエド・シーランも出演しているので、要チェック!
10月11日(金)公開『クロール―凶暴領域―』
『クロール―凶暴領域―』は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』に出演したカヤ・スコデラリオが、ハリケーンの日に家にやってきたワニと戦うというシンプルなストーリーだけれども、その2つはなんと「巨大ハリケーンと地球最強のワニ」という最恐最悪な組合せ…。カヤは子育てをしながらこの役に挑戦するという不安はあったものの、強い女性の役を務めることができてワクワクしたとコメント。この秋一番の緊張感は、劇場にて。
10月11日(金)公開『アップグレード』
映画『パラノーマル・アクティビティ』のジェイソン・ブラムが製作にあたった映画『アップグレード』は、近未来の世界を描き出したSFアクション。AIチップの力で全身まひを克服した主人公役のローガン・マーシャル=グリーンの芝居が、まるでAIに寄生された人間のようだと大絶賛されている。見どころは、圧巻のCG!ところどころに80年代SF映画へのリスペクトがみられるのが面白いと話題。
10月18日(金)公開『マレフィセント2』
アンジェリーナ・ジョリーが主演を務める映画『マレフィセント』の続編、映画『マレフィセント2』は、『マレフィセント』から数年後が舞台。前作でせっかく「真実の愛」を見つけ特別な絆を手に入れたというのに、敵が出現してマレフィセントを再び悪の存在へと連れ戻そうとする。引き裂かれてしまう2人の運命はどうなってしまうのか、公開が待ちきれない。
10月18日(金)公開『フッド ザ・ビギニング』
映画『キングスマン』や映画『ロケットマン』で大注目の俳優タロン・エガートン主演、レオナルド・ディカプリオ製作の映画『フッド:ザ・ビギニング』。伝説のヒーロー、ロビン・フッドがいかにして誕生したのかが描かれている本作の見どころは、なんといってもタロンの弓さばき!飛び跳ねながら弓を正確に射るシーンが素晴らしいと評判になっている。
10月19日(土)公開『アダムズ・アップル』
『アダムズ・アップル』は、北欧の至宝と呼ばれる俳優マッツ・ミケルセンが出演している、『旧約聖書』に書かれているリンゴの話をモチーフにしたブラックコメディ映画。この映画は、『旧約聖書』の「ヨブ記」を知っていたほうがいいので少しだけ紹介。
「ヨブ記」は、「神様がいるなら、どうしてこんな酷いことが起きても対処してくれないのか」という普遍的な疑問をテーマに扱っている。ヨブは人の名前で、彼は正しく生きているはずなのに、ひどい目にばかり合う不幸な男。だからこの疑問を何度も神様に問い続けるのだけれど、神様は全く答えてくれない。最後の最後に神様は、「その答えはある。しかしそれを見出すには時間が必要である」と言って去り、ヨブは神様に感謝する。「ヨブ記」は様々な解釈があり、難解な物語と言われているので、わかりにくくてもこの流れだけ頭に入れて映画を見に行こう。
10月25日(金)公開『ジェミニマン』
映画『メン・イン・ブラック』シリーズや映画『アラジン』で知られる俳優のウィル・スミスが主演を務める映画『ジェミニマン』。クローン技術の巨大な陰謀に巻き込まれ、25年前の自分と戦うことになる本作は、最新技術で若返ったウィルの姿を見ることができる。本当に若いウィルがそこにいるようなCGは、圧巻の一言に尽きる!今と昔のウィルの手に汗握る対決から目が離せない。
番外編:10月18日(金)公開『ガリーボーイ』
ラッパー・作家のいとうせいこうが日本語字幕を監修した、異例のインド映画『ガリーボーイ』。スラムで生まれ育った青年がラップと出会うことによって人生が変わっていく青春サクセスストーリー。インド×ラップというコラボレーションで注目が集まっている本作の主人公の俳優ランビール・シンは、あふれるような肉体美が色っぽすぎると話題。インド映画は踊りだけではなく、視覚的にもストーリー的にも楽しめることが魅力だから、ぜひ劇場で笑って泣いて、ストレスを発散してみて。
今回紹介したのは10本の洋画だったけれども、このほかにも注目作が盛りだくさん。だんだん迫ってくる冬の憂鬱さを、映画で吹き飛ばそう。(フロントロウ編集部)