グラミー賞受賞シンガーのビヨンセの父で、ビヨンセの元マネージャーであるマシュー・ノウルズが、乳がんと診断されたことを明かした。(フロントロウ編集部)

ビヨンセの父親が乳がんになったことを告白

 ビヨンセの父親であるマシュー・ノウルズは、ビヨンセがデスティニーズ・チャイルドに所属していた時代からソロとしてキャリアを確立するまでずっとマネージャーとして傍にいたけれど、2011年に解雇されることに。

 2009年には隠し子が見つかり、ビヨンセや妹のソランジュとは確執があり、親子関係が冷え切った状況とも言われていたけれど、2016年に行なわれたフォーメーション・ワールド・ツアーでは会場に姿を現し、バックステージでビヨンセと写真を撮影。その後も2018年に行なわれたビヨンセの夫ジェイ・Zとの2度目のジョイントツアーであるオン・ザ・ラン2ツアーにも現れ、徐々に親子関係が戻っていた。

 そんなビヨンセの父親であるマシューが、乳がんと診断され、7月に手術を受けたことを米テレビ番組『グッドモーニング・アメリカ』で明かした。

 マシューが最初に異変に気づいたのは、点々と白いTシャツやシーツに血がついているのを発見してから。この時の様子について「Tシャツに血がついているのを発見した時、はじめは乳がんなんて思ってもいなかった」と語り、その後病院でマンモグラフィー検査を行なってもらうと乳がんと診断されたことを明かした。そして診断を受けた後、ビヨンセとソランジュ、そして元妻のティナに真っ先に電話で報告したという。

画像: 左からビヨンセの母ティナ、ビヨンセの妹ソランジュ、ビヨンセの友人ケリー・ローランド。

左からビヨンセの母ティナ、ビヨンセの妹ソランジュ、ビヨンセの友人ケリー・ローランド。

 じつはマシューの母方のおばと2人のいとこが乳がんで亡くなっている。それを明かしたマシューは、「つまり子供たちは(がんになる)可能性が高く、リスクも高いということを意味し、孫たちでさえも高いリスクを持っている。でも彼女たちはうまく対応してくれたよ。検査も受けてくれた」と、ビヨンセらが検査を受けたことを認めた。

 これまで乳がんは女性特有のものだと思われていたけれど、男性にも乳腺があるため、発症する確率はゼロでないうえ、アメリカでは毎年約2,200人の男性が乳がんと診断され、460名が命を落としていると疾病対策予防センターが発表している。

 そのためマシューは「積極的に乳がんの検査を受ける男性がいないので、男性の乳がんがあまり知られていないことを学んだ。今日(テレビ番組に)出演して(乳がんについて)語り、乳がんが治るということを知って欲しかった。けど早期発見することが重要だ。早めという言葉を強調したい」と、男性にも乳がんチェックを行なって欲しいと語り、今後乳がんの予防のために、来年1月にもう一方の乳房も切除するということを明かした。(フロントロウ編集部)

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