作家として大成功
大人気ドラマ『glee/グリー』で同性愛者のカートを演じ、大ブレイクしたクリス・コルファー。
最近では、幼いころから関心を持っていた作家として大成功し、10代向けのファンタジーブックを計15冊も書いている。
クリスは、代表作である『The Land of Stories: TheWishing Spell』で米New York Timesのベストセラー作家になると、『グリー』に出演している時に出版した処女作『The Wishing Spell』が20世紀フォックスによって映画化されることが決定し、監督も務めることになっているほど、クリエイターとしての頭角を現している。
『ハリー・ポッター』シリーズの作者であるJ.K.ローリングとまではいかないが、アメリカの小学生からは作家としてのほうが認識されるほど、出版業界で大成功しているクリスが、俳優業をしていないだけで“可哀そうな目”で見られてしまったハリウッドならではのエピソードを、トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー(The Tonight Show)』で明かした。
その出来事は、クリスいわく「本を読まない街」ロサンゼルスで行なわれたあるパーティー会場で起きたという。クリスは、名前を伏せたものの有名な女優から「最近どうしてるの?」と質問され、「作家をしています」と答えたことからとんだ勘違いをされてしまったそう。
俳優ではなく作家として活動していることを伝えると、女性は少し残念な顔をして「それならまだ平気なほうね」と返事。これにクリスが「ちがうんだ。すごく人気の本なんだよ」と言い返しても、女性から「でしょうね」と微妙な反応をされてしまう。それでもあきらめきれなかったクリスは、「ちがうんだって。世界でベストセラーになったんだって」と言い返しても、「そうなのね。元気出して」とだけ言われて、なぜか哀れに思われてしまったという。
作家として成功しているのにもかかわらず、それを信じてくれなかったという、少し悲しいエピソードを明かしたクリス。
「前にテレビに出ていた人が出なくなると、もう死んだか大変な時期を過ごしていると思われる」と、俳優としてブレイクしたクリスならではの“苦労”があることを明かした。(フロントロウ編集部)