化粧下地にできること
化粧下地(プライマー)とは、その名の通り、メイクをする前の下準備に使うコスメ。毛穴やニキビなどの肌トラブルを目立たなくしたり、肌を明るく見せたりと用途によって化粧下地の種類もさまざま。
メイクアップアーティストのアラン・ベンダーニョは、「化粧下地が合っているかどうかわからない時は、自分のメイクの仕上がりを確認すると良い」と米メディアAllureにコメント。もし、くすんで見えたり、テカリが気になったり、仕上がりに物足りなさを感じたら、化粧下地を見直す必要があるという。
肌の悩み別に選ぶ方法
メイクの悩みが人それぞれ違うように、化粧下地も使い分けたほうが良いと語るのは、メイクアップアーティストのロビン・ブラック。
ロビンによると、肌の赤みが気になる人には、グリーンなど色を補正する化粧下地を。乾燥が気になる人には、オイル・インなど保湿力の高いものがベスト。乾燥による小じわやほうれい線も目立ちにくくなるそう。肌のくすみが気になる人には、トーンアップする化粧下地で透明感をプラス。肌が内側から輝いているように見えるという。
化粧下地の塗り方
化粧下地の塗り方についてロビンは、「指で塗る」のが1番オススメとアドバイス。均一にムラなく塗れるので、シームレスな仕上がりになるという。
また、セレブも手掛けるメイクアップアーティストのヴィンセント・オケンドは、「肌タイプに合わせて化粧下地の量を調整すべき」とコメント。たとえば、保湿を必要とする乾燥ぎみの肌タイプの人は、多めに塗っても良いけれど、テカリを抑えたいオイリー肌の人は、気になる部分にだけ使うべきだという。化粧下地はあくまでベース作り。どの肌タイプもつけすぎには気をつけてとアドバイスしている。
化粧下地のよくある間違い
メイクアップアーティストのメリー・フィリップスは、「よくある間違いのひとつが、化粧下地が乾ききらない状態でメイクすること」と話し、化粧下地が塗りたての状態で、ファンデーションなどのベースメイクを重ねると、仕上がりにムラができて化粧崩れの原因になるそう。化粧下地の強みを最大限に生かすには、化粧下地が乾くまで、1分以上は待った方がいいという。
肌の悩みに合わせて塗り方や選び方がある、奥が深い化粧下地。メイクのノリが気になったら参考にしてみて。(フロントロウ編集部)