巨匠ケン・ローチ監督の最新作『家族を想うとき』の予告編が公開された。(フロントロウ編集部)

現代社会の闇を生き抜く家族像

 『麦の穂をゆらす風』などで知られる社会派映画の巨匠ケン・ローチ監督が2年ぶりに送り出す最新作『家族を想うとき』。

画像1: 現代社会の闇を生き抜く家族像

 理不尽で過酷な労働条件のなかでドライバーとして働く父リッキー、思いやりを持って介護福祉士として働く母アビー。2人の子供たちのために必死に働く両親だけれど、その思いとは裏腹に、両親とすれ違う息子のセブは問題行動を起こすようになってしまう。家族がバラバラになっていくなかで、セブは「昔の父さんに戻って」と涙ながらに語り、アビーはリッキーを理不尽な上司から守ろうとする…。

画像2: 現代社会の闇を生き抜く家族像

 今作では、配達ドライバーの父リッキー、介護福祉士の母アビーを通してその労働環境が描かれる。日本でもウーバーイーツの配達員や、コンビニのフランチャイズ店のオーナーの労働環境、そして長時間労働が問題となるなかで、ローチ監督が緻密に描き出した現代の労働問題は世界中の人の心に刺さるだろう。

画像3: 現代社会の闇を生き抜く家族像

 現代の労働の闇に翻弄されながらも、家族が生き抜く姿を映し出す映画『家族を想うとき』は、12月13日より全国順次ロードショー。

(フロントロウ編集部)

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