2021年公開のDCコミックス原作映画『ザ・バットマン(The Batman)』。主人公のバットマン役に起用された俳優ロバート・パティンソンが、あの特徴的な「バットマン」の声演じる際の役作りとして参考にした人物を明かした。(フロントロウ編集部)

『ザ・バットマン』とは?

 DCコミックス原作の映画『ザ・バットマン(The Batman)』は、2021年に公開される。主人公に抜擢されたのは、映画『トワイライト』シリーズなどで知られる俳優のロバート・パティンソン。この映画は、ほかのバットマン映画とは違い、完全に新しいストーリーになる予定で、“バットマン”ことブルース・ウェインが主人公の探偵物語のようになると言われている。

画像1: 『ザ・バットマン』とは?

 他にもキャストが続々と報じられていて、キャットウーマン役にはゾーイ・クラヴィッツ、ヴィランのリドラー役にはポール・ダノが、ジェームズ・W・ゴードン役にはジェフリー・ライトが決定。

画像2: 『ザ・バットマン』とは?

 現在公開中で、同じくDCコミックス原作の映画『ジョーカー』は、バットマンの宿敵である最狂のヴィラン、ジョーカーの誕生秘話に迫ったダークなストーリーが物議をかもし、DCコミックス映画市場類を見ない盛り上がりを見せているため、この『ザ・バットマン』にも注目が集まっている。

 かねてより『ザ・バットマン』の脚本、監督、製作を担当する、『猿の惑星』シリーズで有名なマット・リーヴスは、『バットマン』の原作コミックを参考に、フィルム・ノワール調の探偵映画(※)にしたいと米The Hollywood Reporterにコメントしていたため、『ジョーカー』のようなダークな話になるのではないかと言われている。

(※)1940年代にアメリカで撮影された、犯罪映画の総称。全体的に暗く、退廃的な印象が特徴。

新生バットマンはどんな声になる?

 バットマンを特徴づけるものの1つに、彼の低くてささやくような声があげられる。ファンの中では、これまでバットマンを演じてきた俳優たちの声をまとめて比較してくれている人もいるほどの、ユニークな声だ。

 ロバートが、そんな「バットマン声」として参考にしたのは、2019年にカンヌ国際映画祭で公開された『ザ・ライトハウス(The Lighthouse)』で共演した俳優、ウィレム・デフォーの声。

 予告編で聞くことができる、ウィレムが表現した灯台守のガラガラ声は、非常に刺激的だったとロバートは米Indie Wireに明かした。もしかしたらロバートのバットマンは、これまでのバットマンのように低くてひそひそ声のバットマンとは全く違ったものになるかもしれないと期待の声も上がっている。

 ロバートはまた米Varietyのインタビューで、『ザ・バットマン』のブルースは、今まで演じてきた役の中で一番クレイジーだと語り、すでにバットマンのスーツも着用したとコメントしていた。

 『ザ・バットマン』の全米での公開は2021年6月25日。日本での公開は未定。(フロントロウ編集部)

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