ジョーカーの階段
現在公開中の映画『ジョーカー』といえば、主演ホアキン・フェニックスの演技が高く評価され、昔からのDCコミックスファンから若い映画ファンまで、幅広く人々を熱狂させている。
そんな『ジョーカー』ではポスターでも劇中でも、“あの階段”が印象的。
ジョーカーとなったホアキンが階段で踊るシーンは、そのスタイリッシュさも相まって映画の代表的なシーンとなっている。
じつはこの階段はスタジオに作られたものではなく、ニューヨークに実際にある場所。
となると、もちろんファンは放っておかない。
映画に登場する階段には連日多くのジョーカーファンが訪れ、インスタグラムでは、JokerStairsという名前で位置情報が登録されるほどの人気ぶり。
しかし、この階段は周辺地域に住む人が日常で使用している場所。地元住民のなかには、階段が写真スポットとなってしまったことに迷惑している人も多いそうで、階段には地元住民に敬意を払ってほしいとの注意書きが貼られる事態に。紙の最後には、ジョーカー(冗談を言う人)とかけて、「これはジョークではない」との文字も。
階段の近くに住むジョナサンは、「みんながこのブームが早く去ってくれるのを望んでいます。私たちはこのブームを必要としていない」と米Gothamistに話した。(フロントロウ編集部)