11億円の使い道は?
カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランド・リゾートが、キャストのために年間約11億円(1千万ドル)を投資するという。
年間11億円の使い道は、従業員の子供たちへ保育所を提供すること。12歳以下の子供たちを持ちながらパークで働く正社員と非正社員の経済的負担を減らすため、10月より新たなプログラムとして導入されることとなった。
キャストの意見を取り入れて実現した育児支援サービス「ディズニーランド・リゾート・チャイルドケア・プログラム」を使用することで、キャストたちは、南カリフォルニアにある60の保育施設から自分の子供に合う施設の選択が可能になる。
米ディズニーが従業員の育児をサポートするのはこれが初めてではなく、子どもが病気で学校を休んだときやベビーシッターが欠勤したとき、学校の休校時などに、臨時で頼むベビーシッター代や保育代などの費用を会社が援助する制度である「バックアップケア」のほか、保育所紹介支援、保育所の割引、子供たちの宿題の手伝いなどを提供してきた。
そんな米ディズニーの従業員の家族のためを想った年間11億円をかけた新プログラムは、キャストのなかでももちろん好評。さすがディズニー、と思わせるサービスだった。(フロントロウ編集部)