オリンピックの最中に起きた爆破テロ事件
映画『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』など、実話を基にした映画を多く制作してきた巨匠クリント・イーストウッド監督の、40作目となる最新作『リチャード・ジュエル』が、2020年1月17日に公開される。
1996年に、アメリカのアトランタで開催されたアトランタオリンピック。世界中の人々を熱狂させた夏季オリンピックだったけれど、爆破テロ事件により2名が死傷、111名が負傷した。バッグに隠された爆弾の第一発見者である警備員リチャード・ジュエルの通報によって多くの人の命が救われたが、彼はFBIから容疑者として逮捕されてしまう。しかしリチャードを信じる弁護士ワトソン・ブライアントや、リチャードの家族は、FBIの捜査に異を唱えるのだが、リチャードを狙うマスコミもその報道を加熱していく…。
今回公開された予告編では、パニックに陥ったオリンピック会場、人々を避難させるリチャード、そしてリチャードを追うマスコミなど、緊迫感溢れるシーンが多く映し出される。
2020年に夏には東京オリンピックを控える日本。日本人にとっても他人事ではない過去の事件を前に、政府やメディアの問題点を浮かび上がらせる映画『リチャード・ジュエル』は、2020年1月17日より全国公開。(フロントロウ編集部)