2019年11月8日に公開の映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』に出演しカッコいいと話題になっているリンダ・ハミルトンが、観客から「年をとった」と言われることについてコメント。(フロントロウ編集部)

リンダ、老化に執着しない潔さ

 映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』に出演中のリンダ・ハミルトンは、米USに、ハリウッド界で問題視されている「エイジズム」についてコメントした。

 「エイジズム」とは、年齢に対する偏見や固定観念と、それに伴って起こる高齢者差別や老人蔑視のこと。世界的には、性差別(セクシズム)、人種差別(レイシズム)と並ぶ、大きな差別問題の1つになっている。

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 リンダが最後にサラ・コナーを演じたのは、1991年の『ターミネーター2』。じつに28年ぶりの登場に、『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開された時、観客は「年を取った」などとリンダに投げかけたそう。

 それに対しリンダは、なんということもない顔で対応。「私は身体に執着しない。肌を構成する部分は、私たちのたった16%でしかないのに、どうしでみんな肌の色やハリにこだわるの?」と、潔く回答。

 さらに、「確かに私は年を取りました。そのうえ、強くて経験豊かな女性になったので、助言できることはたくさんあります」と、年を重ねたことで人として豊かさを手に入れたと答えた。

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 そんなリンダも、サラ・コナーを再び演じることにはかなりの抵抗感があったそうで、これまでの仕事で、最も困難で精神的にも感情的にも厳しく難しかったと、心中を明かした。アクション映画界から離れていた彼女の役作りは非常にハードなものとなり、想像を絶するトレーニングをして映画と向き合ったそう。

 ハリウッド界のエイジズムの例としては、『007』シリーズのボンドガールがあげられる。ボンドはどんどん年を取っていくのに、ボンドガールは若いまま。これもエイジズムの1つ。また、人気の男優は年を取っても主役が与えられ、女優は30代後半になるといい役を手に入れにくくなる、と言われることも。

 実は、こうした傾向を変えようという動きは、数年前から始まっていた。2015年、メリル・ストリープは40歳以上の女性を主役にした映画の脚本をもっと世に出すためのラボ(研究機関)を、自費で開設。こうした動きが、セクハラ問題の裏で静かに進行していた。

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 映画『ターミネーター』原案で現在公開中の映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』でも製作に携わっているジェームズ・キャメロンは、「40歳以降の女性俳優を追い払う」というハリウッド界の悪循環を変えたいと米Deadlineにコメントしている。(フロントロウ編集部) 

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