公開中の映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』に、じつは「あの人」がちゃっかり出演してたことにあなたは気づいた?(フロントロウ編集部)

※この記事は映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のネタバレを含むのでご注意ください。

「あの人」のカメオ出演はこうして実現

 大ヒット公開中の映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』で監督を務めるアンディ・ムスキエティと、監督の姉であり製作のバルバラ・ムスキエティにフロントロウ編集部がインタビューを行ない、「あの人」のカメオ出演が実現した経緯について話を聞いてきた。

 ところで映画をご覧になったみなさんは、「あの人」が出演していることに気づいただろうか?

画像: 監督のアンディ・ムスキエティ(左)とプロデューサーのバルバラ・ムスキエティ(右)。

監督のアンディ・ムスキエティ(左)とプロデューサーのバルバラ・ムスキエティ(右)。

 じつは、完結編となる本作には、『IT/イット』シリーズの原作者であるスティーヴン・キングが、大人になったビルが訪れた故郷デリーにあるリサイクル店の店主役で出演している。

 ご存じの方も多いと思うが、スティーヴンはこれまでに『キャリー』『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』など、挙げたらきりがないほどたくさんの名作を世に送り出してきた大ベストセラー作家。

画像: 原作者のスティーヴン・キング。

原作者のスティーヴン・キング。

 アンディによると、当初、カメオ出演を打診されたスティーヴンは、「自分がカメオ出演した映画はたいていコケる」というジンクスを気にして、出演に難色を示していたのだとか。しかし、アンディとバルバラから「じゃあ、今回はそれを覆しましょう!」と言われて気が変わったらしい。

 撮影の際はかなり気合いが入っていたそうで、現場で自分の出演シーンをおもしろくするアイデアをいくつも提案してくれたという。

 「(スティーヴンが出演したシーンは)ほとんどアドリブなんだ。実際の台本はそこまでおもしろいものじゃなかった(笑)だから、おもしろくするために、撮影当日に一緒にアイデアを出し合ったんだ。吃音で『自転車(Bicycle)』という単語が上手く言えないビルに、スティーヴンが『ボウリングボール?ベースボールカード?バンジョー?ビーバー?』って畳みかけるんだ。本編ではカットされてるけど、実際には20個ぐらい言ってもらった。スティーヴンは撮影の合間にノートを開いて、Bで始まる単語をひたすら書き続けてたよ。『バービー&ケン?ブルドーザー?』って感じで。もしあのシーンをディレクターズカット版に入れたら、永遠に終わらないだろうね(笑)」

 また、今回のインタビューでは、撮影開始前にスティーヴンからもらった「ウィッシュリスト」の存在についても教えてくれた。

 「じつは前作を作った時は、まだスティーヴンとは交流がなかったんだ。脚本のドラフトを読んで気に入ってくれたってことは知っていたけど、連絡を取り合うような関係じゃなかった。けれど、前作が公開された時にスティーヴンが見てくれて、それから話をするようになった。あっという間に打ち解けた。それである時、僕がまだ執筆中の脚本を見てほしいとお願いしたら、彼のほうからも、映画に取り入れてほしいことが書かれたリストを渡されたんだ。内容は『あれがあったらいいな』『これもいいかも』みたいな、ものすごくファン目線のものばかりで、クリエイターとして色々と要求してくるような感じではなかった」

 ちなみに、スティーヴンから“このシーンを再現してほしい”とお願いされたもののなかには、予算の都合上、断念せざるを得ないものもあったそう。(フロントロウ編集部)

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