『ゴシップガール』スピンオフ版の脚本家が、「メインキャストたちは白人じゃない」と発言。その内容について言及した。(フロントロウ編集部)

『ゴシップガール』約10年ぶりの新作

 アメリカ・ニューヨークのリッチな高校生たちを主役に、世界的に大ヒットしたドラマ『ゴシップガール』。そのオリジナル版、そして現在制作中のスピンオフ版の両方でプロデューサー兼脚本家を務めるジョシュア・サフランが、スピンオフでは多様化を重視していることを明かした。

「前作ではあまり(多様性の)描写はなかった。私は制作現場で、ずっと、たった1人のゲイの脚本家だったと思う」

画像: 『ゴシップガール』約10年ぶりの新作

 LGBTQ+当事者であり、実際に、『ゴシップガール』オリジナル版で描かれたようなニューヨークの私立高校に通っていたジョシュア。そして今では友人の子供が同じように高校に通うのを見守る立場になり、オリジナル版終了から8年が経った設定であるスピンオフでは、現代のニューヨークの高校生たちをリアルに描こうと思ったという。

「だから今回は、メインキャストたちは白人じゃない。そして、作中には多くのクィア的な内容が含まれる。これは、今の世界がどのようになっているかを表しているだけ。どこから富や特権が生まれ、それをどう扱うか。でも、詳しくは言えないけど、そこにはねじれがあって、すべてのことは、そのねじれに繋がっているんだ」

 また、オリジナル版の頃から比べると、高校生たちを取り巻くインターネットの様相もかなり変化した。ジョシュアは、「高校生で、ツイッターやインスタグラムで100万人フォロワーを持つ子たちに、ただただ興味がある。分かるだろう?それはどんなかんじなんだろう?」と米Vultureに語った。

 『ゴシップガール』スピンオフの内容に関しては、今年2019年7月に、制作総指揮と脚本を務めるジョシュ・シュワルツが、「(高校生が)自分たちのSNSを使って、ウワサを拡散するんだ。そして、それがどう発展していくのか、どう変化して、次世代のアッパー・イースト・サイドの高校生たちのストーリーを語るのか、それが時代的に正しい気がしたんだ」と語り、“ゴシップガールは誰?”というミステリーは「ない」と明言している。

 しかし、オリジナル版でゴシップガールの“声”を演じたクリスティン・ベルが、スピンオフ版でもナレーションを務めることは決定している。(フロントロウ編集部)

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