元ディズニー・チャンネル・スターで、現在はシンガーや女優、プロデューサーなど多岐にわたって活躍するセレーナ・ゴメスが、「体形批判」に苦しんだ過去を明らかに。(フロントロウ編集部)

心ない言葉に苦しんだ過去

 元恋人のジャスティン・ビーバーとの過去の恋愛について歌った2曲の新曲、「ルーズ・ユー・トゥ・ラブ・ミー(Lose You To Love Me)」「ルック・アット・ハー・ナウ(Look At Her Now)」が大ヒット中のセレーナ・ゴメスが、過去に度重なる「体形批判(ボディシェイミング)」によってひどく傷つき、苦しんだ時期があったことを明かした。

 先日、7年来の親友でコラムニストとして活躍するラケル・スティーブンスが司会を務めるポッドキャスト番組『Giving Back Generation(ギビングバック・ジェネレーション)』に出演したセレーナは、持病の全身性エリテマトーデス(※)の治療を行なう過程で、薬の副作用などによって体重の変動が激しかった時期に、何も事情を知らない大勢の人たちから自身の体形を批判され、精神的にかなり追い詰められたことを告白。
※指定難病に認定されている自己免疫疾患で、発熱や倦怠感といった全身的な炎症のほか、関節や皮膚、内臓などの様々な臓器の障害が一度にもしくは次々と起こる病気。

 ご存じの方も多いと思うが、現在の医療では全身性エリテマトーデスを完治させることは難しく、セレーナは症状を抑えるための治療をこの先一生行なっていかなければならない。つまり、今後も体調によって、体重が急激に変化する可能性がじゅうぶんにあるということ。 

 最初の頃は、それが自分が直面する“現実”だと頭ではわかっていても、「ちょっとだけ参ったこともあった」というセレーナだが、今ではありのままの自分を世の中にさらすことも、それを見た人たちの反応も、何もかも「気にならなくなった」そうで、現在、自分の人生のすべてにおいて「非常に満足している」という。

画像: 心ない言葉に苦しんだ過去

 また、ソーシャルメディア(SNS)から距離を置くために、自分のスマホからインスタグラムのアプリを削除してしまったセレーナは、普段、友人のスマホから投稿を行なっていることで知られるが、そのほかにも「投稿するだけで、投稿したあとの反応は見ない」「レッドカーペットも歩くし、イベントにも出席するけど、その時の写真は見返さない」といった自分なりの方法で、世間の声をシャットアウトしていることを明らかに。

 幼少期からディズニー・チャンネル・スターとして活躍し、つねに世間から注目を浴びる存在だったセレーナ。今も彼女が世間の関心を集めるスターであることに変わりはないが、辛い時期を乗り越えて、ようやく世間との距離の置き方や、自分との向き合い方を見いだすことができたよう。(フロントロウ編集部)

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