映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の監督ライアン・ジョンソンは、米WIREDのライブQ&Aの中で、『スター・ウォーズ』で展開される多様性に否定的な人なんて「クソくらえ」だとコメントした。(フロントロウ編集部)

前作でキャラクターを多様化させ批判を受けていた

 ライアン・ジョンソンは、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で監督を務め、新作『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』今高い注目を集めている。

 そんなライアンは2019年11月10日に行なわれた『ナイブズ・アウト』の宣伝ライブトークイベントに出席し、そこで行なわれたQ&Aに参加。ファンから『スター・ウォーズ』の多様性問題についての意見を求められたライアンは、遠回しな表現を全く使わずに「もし誰かが多様性に否定的な反応を示すなら、クソくらえだ」とコメントした。

画像: ©WALT DISNEY PICTURES/LUCASFILM

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 ライアンは、2017年12月15日の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』公開後、物語の中に若いアジア系キャラクター、ローズ・ティコを登場させたことで、一部のファンから猛反発を受けていた。

 ローズ役を務めたベトナム系アメリカ人のケリー・マリー・トランは、インターネット上で激しいヘイトスピーチや誹謗中傷を受け、インスタグラムの投稿を全削除する事態にまで発展。世界を巻き込む問題となった。

画像1: 前作でキャラクターを多様化させ批判を受けていた

 一連の流れを受けたライアンは、2018年6月6日にツイッターで注意喚起。否定的なファンからの質問に「この映画が好きじゃないということと、1人の女性にいやがらせしてSNSを追い出すということの違いぐらい、あなたも知っているよね?」とコメントするなど、憤りをあらわにしていた。

 そして今回のライブトークイベントでも「クソくらえ」と言い放ち、変わらない強い態度を示したライアン。続けて、「人々は『スター・ウォーズ』にとても関心があるし、一人一人が『スター・ウォーズ』に対する見解を持っている。そして、それについて議論することはファンにとっての楽しみの一つでもある」と、それぞれの意見を尊重する姿勢を見せながらも、多様性に否定的なファンへの見解を語った。

画像2: 前作でキャラクターを多様化させ批判を受けていた

 『スター・ウォーズ』シリーズの最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、2019年12月20日に全世界同時公開される。ちなみに、前回批判を受けてしまったケリーも登場することが決定している。(フロントロウ編集部)

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