ただの「女優」と呼ばれたくない
映画『ターミネーター2』の正式な続編と言われる『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、2019年11月8日から公開が始まったSFアクション映画。
本作で、人類を救うために未来から送り込まれた戦闘員のグレースを演じているマッケンジー・デイヴィスは、まだ大学生だったころに受けたオーディションが、彼女の芝居の方向性を決めたことを米Vultureに明かした。
マッケンジーはまだ若かった頃、サッカーに関する作品のオーディションを受けたそう。その役は、アメフト選手とのラブシーン中に彼の指輪が体内に残ってしまうチアリーダーという設定だった。
そのオーディションの話をもらったマッケンジーは、「誰かのための笑いのネタになりたくないし、誰かのガールフレンドでもいたくないし、誰かのストーリーを傍観する役にもなりたくない」と思ったそう。
そして、「主演である必要はないけれど、私は『女優』になりたいだけじゃない。自分には思い描いている明確なキャリアがあって、子宮の中にジュエリーが迷い込んでしまう女の子を演じてキャリアを築いても幸せにはなれないと思った」と続け、女性の役者に与えられがちな「〇〇の彼女・妻」といった役柄に甘んじるつもりはないと、きっぱり語った。
ちなみにマッケンジーは『ターミネーター:ニュー・フェイト』を演じる前までは、ここまで大きな作品に出たことがなかったため、とてもナーバスになったそう。そこで彼女は撮影前に映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で活躍しているシャーリーズ・セロンの姿を見て、勇気づけられたと明かしている。
(フロントロウ編集部)