『ザ・クラウン』S3で時代もキャストも一新
Netflixオリジナルドラマで高い評価を獲得しているドラマ『ザ・クラウン』のシーズン3が、ついに11月17日より配信スタート。
イギリスのロイヤルファミリーの人間関係と、激動の時代に翻弄される主人公のエリザベス2世の苦悩と葛藤を描いたドラマは、これまでにシーズン2が配信され、若きエリザベス女王をクレア・フォイが熱演し、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を獲得した。
在位中のエリザベス女王の姿を描くことでも話題の『ザ・クラウン』は、時代の移り変わりとともにシーズン3からキャストを一新。新シーズンはエリザベス女王の即位25周年が祝福された1977年まで時代が進むことから、それにともない年を重ねたエリザベス女王を、映画『女王陛下のお気に入り』で2019年のアカデミー賞主演女優賞に輝いたオリヴィア・コールマンが演じる。
さらに、フィリップ殿下役をマット・スミスに代わり、ドラマ『アウトランダー』のトビアス・メンジーズが、エリザベス女王の妹マーガレット王女役をヴァネッサ・カービーに代わり、なんと『ハリー・ポッター』などで知られるヘレナ・ボナム・カーターが演じる。
シーズン3では、ヘレナ演じるマーガレット王女が、愛人・隠し子といった女性問題が絶えなかったスノードン伯爵と離婚した、当時の一大スキャンダルにも焦点が当たるという。
英国の君主であるエリザベス女王の妹でありながら、自由奔放で恋愛スキャンダルも多く、愛煙家なことでも知られるマーガレット王女は、たびたびマスコミから“悪者扱い”された。新シーズンでは、実力派のオリヴィアとヘレナによってそんな姉妹の複雑な関係も描かれるのではと期待されている。
ヘレナが出演を決めた“心霊現象”
名作映画『ローマの休日』の主人公のモデルになったとも言われるマーガレット王女を演じるヘレナは、出演オファーがかかった頃に、世にも不思議な体験をしたことをトーク番組『ザ・グラハム・ノートン・ショー』で明かした。
ヘレナがまだ同役を引き受けるか迷っていた時期に、霊感などのスピリチュアルな能力を持つ友人から、「あら、マーガレットがここにいるわ。これって何か意味がある?」と言われ、マーガレット王女の幽霊と話す機会を持つことができたという。
そこでヘレナは、マーガレット王女の幽霊にドラマ出演を相談したといい、「あなたを演じてもいいかしら?」と尋ねたところ、マーガレット王女の幽霊から「あなたは他の女優よりいいわ」と返事をもらったそう。
なんとマーガレット王女の幽霊は、同役にオファーが来ている、ヘレナも知らない別の役者がいることを認知していて、その役者と比較したうえでしぶしぶヘレナを承諾したという。
さらに生前のマーガレット王女に会ったことがあるというヘレナは、この回答こそ“マーガレット王女らしい”と思ったそうで、「彼女って人を褒めるのと同時に、けなすような言い方をするのよね」と話すと、「彼女が『他の女優よりいい』って、どっちとも取れる言い方をしたってことは…」と、幽霊の発言に信ぴょう性があると感じたと語った。
加えてマーガレット王女の幽霊は、ヘレナに「喫煙を上手くしなさい」「私のたばこの吸い方には特徴がある。シガレットホルダーは表情の手段として何よりの武器だったのを覚えているわ」と、アドバイスをしたそう。
そんな助言にヘレナは「あれは役に立つアドバイスだった」と、マーガレット王女の幽霊から演技のアドバイスをもらったユニークすぎるエピソードを明かした。
ヘレナ演じるマーガレット王女の喫煙シーンにも注目⁉のドラマ『ザ・クラウン』シーズン3は、11月17日よりNetflixから配信される。