映画『ドラゴンタトゥーの女』や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の監督を務めたデヴィッド・フィンチャーが、1974年のハードボイルド映画『チャイナタウン』の前日譚を描いたNetflix(ネットフリックス)ドラマの監督総指揮に決定。(フロントロウ編集部)

45年の時を経て『チャイナタウン』前日譚

 Netflixは、映画『ドラゴンタトゥーの女』や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』などの監督として有名なデヴィッド・フィンチャーを監督総指揮に迎え、1974年の映画『チャイナタウン』の前日譚を描いたドラマシリーズを制作すると、米Deadlineによって報じられた。

画像: 45年の時を経て『チャイナタウン』前日譚

 『チャイナタウン』はロマン・ポランスキー監督作品で、1930年代のロサンゼルスを舞台に私立探偵が運命に翻弄される、ハードボイルなフィルム・ノワール(※)作品。

※1940年代前半から1950年代の後半にかけてアメリカで製作された犯罪映画。虚無的、悲観的、退廃的な雰囲気の作品群。『現金に身体を張れ』や『三つ数えろ』などがある。

 映画『チャイナタウン』の主人公は映画『シャイニング』のジャック・ニコルソンが演じており、1990年には『黄昏のチャイナタウン』というタイトルで続編が作られている。

画像: ©PARAMOUNT PICTURES / Album/Newscom

©PARAMOUNT PICTURES / Album/Newscom

 今回パイロット版の脚本を執筆するのは、なんと1974年版の『チャイナタウン』でも脚本を担当したロバート・タウン。ロバートは、現代では名作と言われる多くの作品の執筆に携わっており、ドラマ『0011ナポレオン・ソロ』や映画『さらば冬のかもめ』など様々な名作を生み出してきた。ちなみに『チャイナタウン』ではアカデミー脚本賞を受賞するほどの実力派。

 そんな、現在84歳のロバートとデヴィッドを迎えて制作される『チャイナタウン』の前日譚は、ジャックが演じていたジェイク・ギデスに焦点を当てて描かれるということ。映画『チャイナタウン』を見たことがない人は、オリジナルの予告編を見て、その雰囲気を味わってみて。

 フィンチャー監督はNetflixでドラマ『ハウス・オブ・カード』やドラマ『マインドハンター』などのヒットを飛ばしており、Netflixにとって非常に大きな存在となっている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.