歴史的快挙!2019年公開映画NO.1のオープニング記録
11月22日から公開となったディズニーアニメーション映画『アナと雪の女王2』。初週末3日間の世界興行収入が3億5800万ドル(約390億円)を突破(※)し、2019年に公開された映画でNO.1、さらにディズニー・アニメーション史上歴代NO.1という歴史に名を残す大ヒットで好スタートを切った。
※ウォルト・ディズニー・スタジオの11月25日の発表より
観客動員数・興行収入ともに、2013年公開の前作『アナと雪の女王』の初動の約2倍を記録している続編は、高評価を得るのが難しく、映画批評への信頼性が高いことで知られる米映画・ドラマ評価サイト、ロッテン・トマト(Rotten Tomatoes)でも一般観客の満足度が93%、プロの批評家の満足度が76%で“フレッシュ認定(良作認定)”を受けるなど、評判も上々となっている。
※以下、マイルドなネタバレが含まれます。ストーリーに関するネタバレはありません。
日本発のあのキャラクターが隠れていた!
前作の『アナと雪の女王』でも、ファンたちをワクワクさせたのが、作品の隅々に登場した“隠れディズニーキャラ”たち。
『アナと雪の女王2』でも、観客たちを楽しませるこの仕掛けは健在で、作品の序盤の回想シーンで幼い日のエルサとアナが、エルサが創り出した雪と氷のおもちゃで遊んでいるシーンには、映画『ダンボ』のダンボや映画『ベイマックス』のベイマックス、そして、『ボルト』のボルトといった、過去のディズニーアニメ作品のキャラクターを象った雪の人形が登場。
さらに、その中には、世界中から高い評価を得ている日本のアニメ制作会社、スタジオジブリの代表作『となりのトトロ』のトトロとみられるキャラクターも潜んでいると米エンタメ系メディアScreen RantおよびLooperが伝えている。
なぜトトロらしきキャラがディズニーキャラの中に紛れ込んでいるのかは定かではないが、2014年に北米でリリースされた『となりのトトロ』の英語吹き替え版のプロデュースと配給はディズニーが行っているため、そういった”大人の事情”での繫がりから実現した可能性が高い。
ちなみに、『ベイマックス』と『ボルト』の監督で、そのほかのさまざまなディズニーアニメ作品にも脚本家やアニメーターとして携わっているクリス・ウィリアムズは、『アナと雪の女王』と『アナと雪の女王2』でサウナ付き山小屋の主人オーケンの声を担当しており、ベイマックスとボルトの登場には、ウィリアムズ氏への敬意が込められているものとみられる。
このほかにも、さまざまなシーンに、たくさんの宝探し的ヒントや前作とのつながり、物語の行く末を暗示するメッセージなどが秘められている『アナと雪の女王2』。これから劇場に足を運ぶ人も、もう一度観る予定という人も、隠れディズニーキャラやトトロの姿に目を凝らしてみて! (フロントロウ編集部)