Photo:ゲッティイメージズ,©WALT DISNEY PICTURES / Album/Newscom,Instagram
映画『アナと雪の女王2』で主人公のエルサを未知の旅へと誘う「不思議な声」を担当した北欧の歌姫オーロラ(AURORA)にフォーカス! (フロントロウ編集部)

「不思議な声」のトリコになる人続出

 2013年に公開され社会現象的大ヒットを記録したディズニーアニメーション映画『アナと雪の女王』の続編として公開された『アナと雪の女王2』

 前作よりもさらに美しく成長し、パワーアップしたダブルヒロインのエルサ&アナ姉妹が、壮大な冒険の旅に出る同作は、前作の2倍の興行成績でスタートを切っただけでなく、「前作を超える良作」、「期待をはるかに上回る作品」と観客たちかの評判も上々となっている。

画像: © 2019 Disney. All Rights Reserved.

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 そんな同作で、自らが持つ雪と氷を創り出すことができる不思議な力の起源を探るため、未知の旅へと繰り出すエルサ。

 ある日突然、彼女の耳にだけ届くようになった”不思議な声“に導かれて、一歩を踏み出すこととなるのだが、観客たちは、この”不思議な声“が歌う美しくミステリアスな「アア~アア~」というメロディが、映画を観終わった後もずっと頭の中に鳴り響くと、その圧倒的な存在感のトリコになっている。


“不思議な声”の主は誰?

 物語で重要な役割を果たすこの“不思議な声”を担当したのは、北欧の国ノルウェー出身の女性シンガー・ソングライター、オーロラ(AURORA)。

画像: “不思議な声”の主は誰?

 英語版で主人公のエルサの声を担当した俳優のイディナ・メンゼルが劇中で歌うメイン楽曲「イントゥ・ジ・アンノウン」にもフィーチャリングアーティストとして参加している。

 雄大な自然の中で育ち、海や山、森、動物などをテーマにした楽曲を多く発表している、現在23歳のオーロラは、2015年にEP『Running with the Wolves(ランニング・ウィズ・ザ・ウルブス)』をリリースしシンガーとしてのキャリアをスタート。

 さらにその翌年には、メジャーデビューアルバムとなる『All My Demons Greeting Me as a Friend(オール・マイ・ディーモンズ・グリーティング・ミー・アズ・ア・フレンド)』を発表したほか、19歳の頃にはノーベル平和賞コンサートでその歌声を披露したこともある。

画像: 2015年のノーベル平和賞コンサートでのパフォーマンスの様子。

2015年のノーベル平和賞コンサートでのパフォーマンスの様子。

 2019年にリリースしたセカンド・アルバム『A Different Kind of Human(ア・ディファレント・カインド・オブ・ヒューマン)』は、昨今、全世界が取り組むべき問題として盛んに議論が交わされている「生物学的危機」や、世に蔓延する「個人至上主義」といった社会問題をテーマとしたメッセージ性の強い楽曲の数々が話題となっている。


セレブたちからも熱いラブコール!

 雪深い北欧のひんやりとした雰囲気を纏ったかのような澄みきった歌声や、ポップアートとエレクトロ・ポップの影響を受けた幻想的なサウンドが、聴く人の心を掴んで離さないオーロラ。

 音楽界の第一線で活躍するアーティストたちの中にも、彼女のファンを自認するシンガーたちがたくさんいる。

 シンガーのケイティ・ペリーは、オーロラが2015年にリリースした「Runaway(ランナウェイ)」に惚れ込み、「やっと私のハートを揺さぶる音楽が聴けたわ」とツイッターで絶賛。さらに、シンガーのビリー・アイリッシュも、12歳の頃に見た「Runaway」のMVに衝撃を受けたと語り、米Vanity Fairとのインタビューで「イントロを聴いた瞬間に『こういう音楽を作りたい』と感じた」と話している。

画像: 左:ケイティ・ペリー、右:ビリー・アイリッシュ

左:ケイティ・ペリー、右:ビリー・アイリッシュ

 シンガーのショーン・メンデスも「オーロラのライヴは本当に素晴らしい創造の1つ。まさに魔法」とコメントしているほか、トロイ・シヴァンも「最高にハッピーにならずにいられない」とオーロラの楽曲を褒めちぎるなど、性別やジャンルを問わず、さまざまなアーティストたちから熱いラブコールを受けている。

画像: 左:ショーン・メンデス、右:トロイ・シヴァン

左:ショーン・メンデス、右:トロイ・シヴァン


ディズニー作品で歌声を披露するのは今回が初めてではない

 じつは、オーロラがディズニー作品に歌声を提供するのは今回が2度目。

 2019年に公開された、ティム・バートン監督作品の実写版『ダンボ』の予告編では、劇中にも登場する子守歌「Baby Mine(ベイビー・マイン)」の神秘的なカバーを披露した。

 オーロラの起用にひと役買った、ウォルト・ディズニー・スタジオの音楽部門のエグゼクティブ・ヴァイスプレジデント、トム・マクドゥーガル氏が彼女の歌声を初めて耳にしたのは、今から約5年前。

 「今までに出会ったことのない才能」と、すぐにオーロラの素質に惚れ込み、ディズニー作品との相性が抜群だと直感したマクドゥーガル氏は、ずっと彼女を何らかの形でディズニー作品に携わらせたいと考えていたと米New York Postに語っている。

画像: ディズニー作品で歌声を披露するのは今回が初めてではない

 マクドゥーガル氏の猛プッシュもあり、まずは『ダンボ』の予告編でディズニーファンたちにお披露目されたオーロラの歌声は、『アナと雪の女王』の舞台のインスピレーションとなったのが彼女の出身地ノルウェーを含む北欧の地域だという共通点も後押しとなり、『アナと雪の女王2』でストーリーの核となる“不思議な声”として起用された。

 ちなみに、エルサの声を担当するイディナとオーロラは「イントゥ・ジ・アンノウン」で美しいハーモニーを響かせているが、2人は一緒にレコーディングを行なったのではなく、イディナはアメリカ国内、オーロラはイギリス・ロンドンにあるスタジオで別々にレコーディングを行なったそう。


日本の文化に興味アリ!

 ノルウェーの民族衣装にインスパイアされた独特の衣装や、まるで妖精のような個性的なヘアメイクも注目を集めるオーロラ。

 親日家で、日本の文化やアニメなどにも興味を持っていることを公言しているオーロラは、たびたびしている、目の下に赤い縦ラインを引くメイクの影響もあり、ファンたちからは、スタジオ・ジブリ制作のアニメ『もののけ姫』の主人公サンにそっくりだと言われている。

 そんな繫がりからか、オーロラは以前、ファンから贈られたという、ジブリ作品のキャラクターが集合したファンアートがプリントされたTシャツを嬉しそうに公開していた。

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A lovely warrior gave me this T-shirt. And I love it.

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 オーロラは、11月26日・27日に東京で初の来日公演を開催。両日ともにソールドアウトした同公演のステージでは、「ありがとうございます!」、「大好き!」といった日本語も披露して、彼女の来日を心待ちにしていたファンたちを歓喜させた。

 ちなみにオフの時間には、カフェを訪れ、抹茶ラテと海外ではあまり食べることができない、ふわふわのスフレパンケーキを食べて日本を満喫したよう。

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抹茶 

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漢字で「抹茶」とコメントするという、高度な日本語にも挑戦。


 聴く人の心に癒しを与えるオーロラが披露する“不思議な声”が、エルサとアナの冒険の旅の道しるべ的役割を果たす、見どころ満載の映画『アナと雪の女王2』は大ヒット上映中。(フロントロウ編集部)

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