ローマ教皇がインスタグラムのアカウントを作った際には、インスタCEOがしていた陰なる“努力”があったよう。(フロントロウ編集部)

ローマ教皇のインスタアカウントを開設せよ

 11月下旬に来日を果たしたカトリック教会のローマ教皇は、これまで、ホームレスの人々を食事に招いたり、同性愛や避妊にも柔軟な対応を見せてきたりと、そのリベラルな姿勢でも有名。そのなかでも現代を生きる若者の間で話題になったことといえば、2016年の、写真共有SNSインスタグラムのアカウントの開設。

 幅広い世代からさらに親しまれるきっかけとなったローマ教皇のインスタグラムアカウントだけれど、そこにはこんな裏話があったよう。

 数年前のある日、インスタグラム創設者の1人であるケヴィン・シストロムは、バチカン市国に足を運び、インスタグラムのアカウントを作るメリットをローマ教皇に直接プレゼンしたと、米The Cutに明かす。

 ローマ教皇は、その場ではアカウントを作るかどうかを決めなかったそうだけれど、その数週間後に、ローマ教皇のチームがケヴィンに電話。そこで言われた言葉は…?

「(バチカン市国に)戻ってきて、アカウントを作ってくれますか?」

画像: ローマ教皇のインスタアカウントを開設せよ

 なんと、実業家としてかなり忙しい日々を送っていたケヴィンを、アカウント開設のためにふたたびローマへ呼び出し!

 朗報に喜びながらもケヴィンは思わず、「でも、登録するだけですよ。本当に簡単な手順です。ただクリックすれば良い」と説明したそうだけれど、そこへインスタグラムの最高執行責任者がやってきて、ケヴィンを肘でつつくと、一言。

「君がローマに行くんだ」

 かのローマ教皇が自社のサービスを使ってくれるうえ、「来てほしい」と招待を受けるなんて、人生に一度あるだけですごいこと。多忙な会社重役であるケヴィンといえど、ローマ教皇のためにはスケジュールをどうにか調整し、その電話の2日後にはバチカン市国へ飛んだそう。もちろんその後ケヴィンは、無事にローマ教皇のインスタグラムアカウントを開設することに成功。ローマ法王のアカウント(@franciscus)は600万人以上にフォローされている。(フロントロウ編集部)

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