ベッドの下に置き忘れたうっかり俳優は?
まもなく公開が始まる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の正式な脚本が海外のネットオークションサイトeBayで販売されていたことが発覚した。
11月25日に米情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』に出演した監督のJ.J.エイブラムスはそのことを明かし、「俳優の1人が…誰とは言わないけどね…。自分のベッドに脚本を置き去りにして、部屋を掃除してくれた人が、また他の誰かに渡してeBayに売りに出したみたいだ」と説明した。
幸い、その脚本は売られてしまう前にスタッフが取り戻したとのこと。
その2日後にあたる27日、本人が同番組に出演し告白。その人物は、なんとフィン役のジョン・ボイエガだった。
住んでいたアパートからの引っ越しを控えていたジョンは、引っ越し当日に持っていくつもりでベッドの下に脚本を置いたのだが、前日に男友達を呼んでパーティーを開いたせいもあって、脚本の存在をすっかり忘れて引っ越してしまったという。
その数週間後、掃除の業者がベッドの下に置き去りにされた脚本を見つけてオークションサイトのeBayに出品したのだが、出品者がつけた値段がまた面白い。
250億円以上をかけて作られた『スター・ウォーズ』最新作の脚本という、ファンならばのどから手が出るほどほしいアイテムに出品者がつけた値段は…、なんと、わずか約9,000円(65ポンド)。
これにはジョンも、「その人は本当の価値を知らなかった」と笑いを隠せなかった。
この件についてJ.J.エイブラムスからのおとがめはなかったよう。eBayで脚本をみごと見つけ出したのは、ディズニーの従業員だった。これほどまでに人の手に渡っていながらも、脚本の内容が流出しなかったのは奇跡的なこと。
そんなドタバタがあった映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日に日米同時公開される。(フロントロウ編集部)