ディズニーランドが、年に一度だけ4時半に閉園する夢の国ならではの理由とは?(フロントロウ編集部)

年に一度だけの“スペシャルな夜”

 米現地時間12月2日(月)、米フロリダ州・オーランドに広大な敷地を構える世界最大級のディズニーリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」にあるマジックキングダム・パークが、毎年恒例のスペシャルイベントのために午後4時半で閉園になる。

 夜を待たずして閉園するのは異例中の異例。ハリケーンなどの自然災害が発生したわけでもなければ、アトラクションのメンテナンスのためでもない、そのワケとは一体…。

画像: 年に一度だけの“スペシャルな夜”

 その年によって日にちはバラバラだが、じつはディズニーランドでは毎年「ウォルト・ディズニー・デー(Walt Disney Day)」といって、ディズニー・ワールドとカリフォルニア州・アナハイムにあるディズニーランドで働く、勤続10年以上のベテランのキャストたちの日頃の頑張りを労い、称えるための催しが行われている。

 昨年は11月に開催されたが、今年は12月2日がウォルト・ディズニー・デーのため、この日だけ一般客が帰ったあとに、招待されたベテランのキャストたちが逆にゲストとなって園で遊ぶことができる。昨年は約4,500人が招待されていたので、今年も同じくらいの人数が参加すると思われる。

画像: 招待されたキャストは全員、メインストリートに敷かれたレッドカーペットを歩いて迎え入れられる。

招待されたキャストは全員、メインストリートに敷かれたレッドカーペットを歩いて迎え入れられる。

 ちなみに、キャストがお客さんになってしまったら、“誰が接客するのか”と疑問に思った方もいると思うが、招待されるのはベテランのキャストのみなので、まだその域に達していない若手のキャストたちがサービスを提供することになっているという。

 もちろんアトラクションは乗り放題で、食事もちゃんと用意されており、夜にはこの日のためだけにアレンジされた花火も打ち上げられる。世界中の人たちから「夢の国」として愛されるだけあって、ゲストだけでなく、キャストも大切にする姿勢は“さすが”のひと言。(フロントロウ編集部)

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