※この記事には『アナと雪の女王2』のネタバレが含まれます。
ファンに人気のセオリーが軒並み撃沈
2013年に公開された『アナと雪の女王』の続編として公開された『アナと雪の女王2』。
ダブルヒロインのエルサ&アナ姉妹が、ひと回りもふた回りも成長して未知の旅へ繰り出す物語では、前作で残されたたくさんの謎についても解き明かされる。
しかし、前作の公開後にファンの間で浮上した、過去のディズニー作品との関連性にまつわるいくつかの壮大なウワサは、続編のストーリーをもって完全否定。
フロントロウでは、残念ながら撃沈してしまったウワサを検証!
①エルサとアナの両親が乗った船とアリエルが探索する沈没船は同一?
前作の『アナと雪の女王』が公開された後、エルサとアナの両親である父アグナルと母イドゥナが命を落とした帆船は、アニメ『リトル・マーメイド』の劇中でアリエルが探索する海底に沈んだ船と同一のものなのではないかという説が浮上した。
しかし、この説は、『アナと雪の女王2』でアグナルとイドゥナが乗った船は、水中に沈没したのではなく、魔法の森のはずれに座礁しているのがエルサとアナによって発見されるため、とくに“つながり”は無いものと確認できる。
②ターザンはエルサ&アナの弟?
アグナルとイドゥナは、死なずにジャングルへと流れ着き、そこで男児をもうけ、その息子がアニメ『ターザン』の主人公のターザンである、つまりターザンはエルサとアナの弟である…という説も囁かれていたが、これについても、『アナと雪の女王2』でエルサが「水の記憶」によりアグナルとイドゥナの最期の時を見ているので完全否定されている。
ファンに人気のこの説については、『アナと雪の女王』と『アナと雪の女王2』の監督を務めたクリス・バックが「冗談で口にしたことが大きくなってしまった」と、以前、反省とともにウワサを否定していた。
③アグナルとイドゥナはラプンツェルの結婚式に向かっていた?
『アナと雪の女王』でアグナルとイドゥナが船で向かった先は、アニメ『塔の上のラプンツェル』の続編『ラプンツェルのウェディング』で描かれた、ラプンツェルとユージーンの結婚式なのではないかという説も。
ラプンツェルとユージーンが『アナと雪の女王』のエルサの戴冠式のシーンにチラリと登場していることや、2つの作品の時代背景や舞台となる地域も近いため、この説は信憑性が高いと見られていたが、『アナと雪の女王2』で、アグナルとイドゥナは、エルサの魔法の力の秘密を探るために北の大地「アートハルン」を目指していた最中に水難事故に遭ったことが明かされた。そのため、この説についても正しくないことが証明されている。
前作の公開以来、多くのファンたちが胸を躍らせていた3つの説については『アナと雪の女王2』の公開をもって否定されてしまったけれど、同作には過去のディズニー作品へのオマージュや“つながり”がいくつも潜んでいる。気になる人は、ぜひ劇場に足を運んで、自分の目で確かめて。(フロントロウ編集部)